60歳代夫婦の悩み

子供が大人になり社会で働き始める。親の手からだんだんと離れていく。それと同時に私たち両親が歳老いていく。老後のお世話がいつ始まるかが気がかりである。

私の両親は既に他界。妻の両親だけが健在である。80歳代の夫婦で普通の生活をしている。義父親は、もうすぐ93歳だ。私も90歳まで生きられれば嬉しいが怪しい。

だが、時間の問題で妻の両親のお世話が始まるのではないかと思っている。それまで夫婦で出来る事を今やっている。夫婦で海外旅行、国内旅行などがそうだ。お世話が始まると家内が旅行に行けなくなる。

子供の世話がなくなると両親の世話が始まるのだが、幸運にも2019年は両親の世話は始まっていない。この年から3年が過ぎた今は、老人ホームで生活をしている。この3年間に色々なことが起きた。義母が自宅で転倒し骨折。病院に入院後、自宅で介護。負担が大きいため老健施設に入居。その後、老人ホームに入居する。

両親のお世話と見守り、自分たちの老後生活

春、秋の季候が良い時期に両親を誘って一泊二日の家族ドライブ旅行を企画して両親の足になっている。老人は行きたいところに簡単に行けなくなる。お金があっても体と都合がつかない場合が多い。

家族ならば、気楽に好きな場所に連れて行ってあげられる。気兼ねはいらない。老夫婦の生活に非日常の生活を提供する事で生きている楽しみを増やしてあげたい。元気な内にそのような事をする事で亡き私の両親への親孝行ができる。

隣人は両親へのお世話が終わったためか住居のリフォームを始めている。老人ホームへお願いしてお世話を依頼、または、他界したりして自分たちの生活だけに目が向けられる。

60歳代は自分たちの親のお世話が始まる年代かもしれない。同時に自分たちの老後の生活をどのようにするかで悩む年代でもある。

直面する悩み事

1.年金を含めた生活資金の創出
2.両親のお世話対応(老人ホームに訪問面会、実家の管理、外出の足になる)
3.自分たちの健康

年金だけでは余裕ある老後を過ごす事が出来ないのは明らかである。働けるまで働いて年金プラス月額10万円以上の収益を得る必要がある。シニアが月額10万円以上稼ぐには、時給1000円のアルバイトを100時間すれば良い。1日5時間20日働く仕事があれば、月額10万円は稼げる。

女性はスーパーマーケットなどでパートの仕事を見つけやすい。男性はとなるとそうは行かない。

良くスーパーの駐車場で見かける誘導員や警備員などはシニアの男性が多い。この仕事は体力がないと出来ない。後は日帰りのマンション管理人ぐらいだろう。

一番良いのは自分が自営で稼ぐ事である。自分のペースでビジネスが展開できる。雇われて稼ぐか、自分で自分を雇って稼ぐかのどちらかである。

夫婦で協力して月額10万円以上の仕事をするしかない。二人でやれば、1日3時間ぐらいでパートやアルバイトで月額10万円以上は稼げるはず。

空き家になった実家の管理

東京にある実家に月1回か、2回、空気の入れ替えと掃除で宿泊する。横浜から東京の実家まで自動車で1時間30分ぐらいかかる。実家は私達夫婦と妻の兄が仕事で別荘代わりに使っている。室内にはリモート監視カメラを設置して空き巣対策を取っている。

インターネット接続の監視カメラでいつでもスマホでチェックが出来る。何か異常な活動があると自動的に知らせてくれる。アマゾンで監視カメラを購入(3500円ぐらい)して自分で設置、設定をした。高価な物は既に持ち出しているので空き巣に入っても困るものは少ない。ただ、荒らされるのは嫌なので監視カメラを置いた。

本来ならば、義両親が老人ホームに入居後に売却すべきであるのだが妻と義兄の都合で時期を見ている。売れる時に売ったほうが老人ホームの支払いで負担がなくなる。梅雨明けには庭で暴れまわっている草木を取り除く作業が待っている。

実家の売却は義両親が健在の時に売却したほうが良いと思っている。認知症がひどくなり、判断力が無くなると売却が難しくなるからだ。それが一番悩む。

結論

義両親が老人ホームで生活を始めた。自宅での生活が難しくなったためである。介護のお世話を直接する負担はなくなったが、老人ホームへの支払い負担が発生する。長く入居すればするほど支払い負担は増える。実家の売却をできるだけ早く行い、その売却費で義両親の老人ホーム費用に当てたい。

義両親のお世話と見守りは他界するまで続く。自分たちの老後生活を楽しみながらそれを行うしか無い。