シニアが一人でお金を稼ごうと思うとき、事はスムーズに行かない。今、お金が欲しいのに売り上げが上がらない。焦る気持ちが先に出て肝心な仕事がはかどらない。そんな状態にいるシニアが多いかもしれない。私のビジネスも同じだ。
そんな時にどうするのか?
自分を信じて今やっている事に集中する
定年退職やリストラで会社を去る人たちの中には、一人起業をする人がいる。これはチャンスだと始めても最初から宝の山を当てるのは難しい。会社の歯車として働いていた経験は、ビジネスを始める経験のほんの一部に過ぎない。最初の1年目は赤字経営になる人が多い。
お金を稼げるようになるまで我慢
早いうちに売り上げを上げて生活を楽にしたいと思っているシニア起業家。働けばお金が自動的に降ってくるサラリーマン時代とは違う。起業は、お金を稼げるようになるまで我慢を強いる。思い通り行かないのが自然だと肌で感じるまで時間がかかる。
私のビジネスも今産みの苦しみを味わっている。今までのビジネスモデルはあと数年で衰退すると思っているからである。そのため、昨年から自分が出来る事で別の稼ぎが出来るビジネスに移行している。兎に角、時間がかかる。昨年の夏から始めてやっと芽が出始めた。
売り上げは、まだ、小遣い程度の金額だ。これを実生活の足しになるぐらいの売り上げ規模に成長させる必要がある。その基盤を作るのに2021年がある。今年の年末までに売り上げとして考えられる額に増やしたい。
変化するビジネスに適応するため新しいビジネスの種を探す
独立して15年が経過するが、同じビジネスモデルで長くは続かない。ビジネス環境は絶えず変化している。稼いでいたサービスが価値を失いお客が少なくなる。新しいサービスを開発してそれがお金を稼ぎ出すように仕組み作りが求められる。
今年独立するシニアは、5年後、10年後も同じビジネスをしている保証はない。今のビジネスをやりながら、派生ビジネスや新しいビジネスの種を埋めながら育てる必要がある。このビジネスモデルがだめになったら、あのビジネスモデルで生計を立てていこうと言った中期計画が必要になる。
結論
今苦しいかもしれないが、今できる事に集中して徐々に売り上げを伸ばしていく我慢が求められる。お金は自動的に降っては来ない。サラリーマンではないお一人様社長はそれに我慢しなければならない。誰もが起業するときに味わう踏み絵である。この苦しみを耐えなければ、自分が求めている夢は達成できない。
運転資金が少なくなってきても今やっているビジネスから力を分散してはだめだ。ビジネスは、予想もしない展開がいつも起きる。