夫婦二人の生活になっている。新婚の時と同じ。もう、子供は作れない。他界するまで2人だけの老後の生活が続く。人生を旅に例える小説や言葉が多い。子供を育て上げて独立させた後は親としての義務を終える。後は、独立した子供が次の世代を作り育っていくことを見守る立場になる。
終着駅がある列車の旅(老後の生活)が今から始まる。途中でどちらかが列車の旅を終えるだろう。最終的には二人共旅を終えて列車を降りることになる。社会は少子高齢化に向かっている。高齢の夫婦が社会で目立ち始める。老後の生活は個人差があるので当事者しか分からない。
分かるのは老後の生活は弱者の生活になる事。60歳、70歳、80歳になるにしたがって老後の生活に大きな変化がある。最終の生活は老人ホームになる人が多くなるか、人知れず孤独死を迎えるかもしれない。
NPO団体のグループ定例会に毎回参加している。60歳から80歳以上の人生の先輩たちが集まる。彼らの側面を見ながらシニア学を勉強している。一言で言って個人差がありすぎる。老いてくると頑固でわがままになると言われる。そんなシニア会員は確かにいる。一方で何事も柔軟に積極的に物事に対応しようとする魅力的なシニアもいる。
定年退職して年金生活に入っている70歳代の団塊世代シニアは自分たちの生活スタイルを確立している。NPO団体での活動を生活の中心にして老後の時間を有意義に使っている魅力的なシニアも多い。自由な生活を送っているシニアには個人差が出る。
会社員であった頃と違って老後の生活に個性が出る。生活だけでなく人格や性格の面で鎖を解かれて本来の自分の姿を出し始める。自分の生活に誰も文句を言わなくなるからだ。それ故にシニアの個性が色々な面で目立ち始める。
週5日、横浜駅周辺にあるスタバに通勤(仕事をする場所として利用しているだけ)している。午前のお務めは9時から12時まで。1時間から1時間30分ぐらいのランチ休憩を取る。65歳のシニアがランチを何にするかでいつも迷う。毎日同じものは食べられない。食べる物もバリエーションが求められる。食べる物も価格次第だ。
私のランチ予算は、1000円前後にしている。気分で2000円近くになる時もあるが、稀である。500円、ワンコインランチにすると食べる物が限られる。1000円まで引き上げると食べるランチの種類が自由選択になる。2000円以内になると好きなランチが食べられる。
外出時のシニアはどんな基準でランチを食べているのか。
平日の午前中にカフェに行くシニアが多い。奥さんに自宅を追い出されて暇を潰せる場所に行くのだ。平日の午前中は、意外な場所がシニアの居場所になる。私は、いつも、スタバに行って仕事をしている。スタバは、出勤前にコーヒーを飲んで時間調整をしている会社員が多い。9時前後に席が空き始める。
スタバに行く途中にマクドナルドのお店がある。いつも、通りすがりにどんな人たちが平日の午前中にマクドナルドにやって来るのか観察をしている。どのお店も時間帯で客層が変わる。子どもたちや若者たちが集まりやすい時間帯は下校時間帯である。ファストフードやコンビニ店などが子どもたちでにぎやかになる。
カフェもファストフード店も平日の午前中は静かである。午後になると子供連れやおばさんたちのお喋り会議でやかましくなる。シニア男性は意識して静かな時間を持てる場所を探す必要がある。
人生は一度限り。60歳を越えれば、生きていられる年数が数えられる。残りの人生を今まで経験したことがない新しい仕事で違った世界を知るのも面白い。新しい体験=新しい挑戦となって気が付いていない老後の楽しさを学べる!
新しい仕事で失敗しても死後の世界まで追ってこない。リスクを自分だけにすれば良い。そう考えて新しい仕事に挑戦すれば気楽にやれる。お金を稼ぐというよりは、知らない世界を知る楽しさを体験するという目的である。
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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida
Profile
Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.
シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。