60歳代、70歳代で元気に働いている高齢者は「現状の生活を維持するにはどうすべきか?」を考えておく必要がある。体の衰えは確実にやってくる。余生を楽しむ時間は少なくなっている。余生を出来るだけ長く楽しみたければ、3つの駄目を克服する必要がある。
健康でないと駄目、体力が無いと駄目、お金が無いと駄目。この3つである。今の状態をチェックして改善することである。生活習慣病になりかけているならば、生活習慣を改善する。体力が落ちたと感じ始めたら、スポーツジムに通って筋トレを始める。貯蓄で不安を感じているならば、今からこずかい稼ぎのアルバイトをして全額貯蓄する。
普通の生活を送っていられるうちにこの3つの駄目対策をする。これをやらないとこれからの老後は楽しくなくなる。
大型スーパーマーケット店やショッピングモールなどに出かけると良くシニアの方がショッピングカートの回収作業をしているのを見かける。若い人よりもシニアが多いように思える。
私は、なぜかなあ?と思ってちょっと調べてみた。カート回収の仕事は単純作業の仕事である。接客業ではないので作業は一人の判断で行える。ノルマらしいノルマはない。駐車場などに置かれたカートを集めて所定の場所に置くだけである。
お客がカートを使う限り続く、終わりのない仕事である。こんな仕事は自分のペースでやる仕事である。
69歳のシニアである私が筋トレを続けている理由は、精神的に楽になる時間を持てる事と健康維持である。筋トレには、重量と回数という目標がある。私は、80歳になった時にベンチプレスで80キロのバーベルを上げるという目標を立てて筋トレをしている。
その目標を達成するにはどのようなトレーニングをしたら良いかを自分でプログラムする。そのトレーニングプログラムに従って毎回の筋トレに集中する。筋トレに集中しているときは、邪念が心から排除される。今、頭の中にあるのは、93キロのバーベルを1セット6回上げられるようにするかである。
バーベルを上げている時は、必死。余分なことを考えている余裕が無い。神経を集中させて体の筋肉すべてをバーベルを上げることに全力を尽くす。 雑念はこのとき心から消える。
ビタミンはそれ自身に栄養があるわけではなく、体の代謝(老廃物を出し、栄養素をとりいれる)に必要な栄養素です。(引用先 くすりの話)
筋トレで疲労したときに老廃物が貯まる。傷んだ筋肉繊維を治すために必要な栄養素を食事から取り込む。この時、栄養バランスが悪いと必要な栄養素を体に取り込めない。ビタミンやミネラルは偏った食事から取り難い。自分が食べる食事でバランス良く栄養素が摂れているかはわからないので取り敢えず疲労回復で効果があると言われるエスファイトゴールドと食事から取り難い亜鉛を飲んでいる。
ビタミン剤やミネラルの効果は感覚でしかわからない場合が多い。エスファイトゴールドは疲労回復用途に常用し亜鉛は免疫力と男性ホルモンの強化で飲んでいる。参考までに亜鉛の効能を引用しておく。
亜鉛は、次のような効能が期待できる(参考ページ https://www.ejim.ncgg.go.jp/public/overseas/c03/12.html 厚生労働省 eJIM)
シニアが健康維持のために筋トレを始めるが、慣れない筋トレで体調を崩す場合がある。筋トレを始めると負担が大きい。負担が疲れとなって累積すると病気でもないのに体調がちょっとおかしいと感じ始める。多くの原因は慣れない筋トレの疲労である。
幸せの感じ方は人それぞれ。その人の感じ方で幸せを感じたり、不幸せを感じたりする。他人は、あの人は資産家だからお金で困らない生活をしている。いいなあ!と勝手に思い込む。他人はそう感じても本人は不幸せであると思っているかもしれない。
私の住まいの近くに大規模な高級有料介護付き老人ホームがある。そこに入居できる老人たちは資産家である。月額の生活費だけで100万円以上支払う事になる。そんな老人ホームで生活するシニアたちはさぞかし幸せなんだろうなと私は思う。
私の老後は、老人ホームにも入れないかもしれない。老人ホームに入居出来る、出来ないで幸福の基準が勝手に私の心の中で作られる。入居している老人たちにしてみれば、こんな老人ホームよりも自宅で暮らしたいと思っているはず。幸せはこの老人ホームの生活の中にはないと。
どんな境遇にいようと自分の思い方、感じ方次第で幸福感が変わる。シニアの老後は、老いてくれば来るほど以前の生活よりも悪くなっていく自分の姿を直視する事になる。幸福を感じる機会が多い老人とそうでない老人に分かれる。
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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida
Profile
Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.
シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。