横浜ジョイナスの地下街を歩いていたら、前を歩いていた老夫婦が見えた。足下を見たら、奥さんらしきおばあさんの靴がハイヒールであった。 後ろ姿だけを見れば、とてもおばあさんに見えない姿勢とファッション、そして、ハイヒールである。
還暦を迎えた家内はとてもハイヒールを履けないと言っている。ハイヒールを履くにはトレーニングが必要なようだ。綺麗にハイヒールを履いて歩くには、(1)姿勢、(2)体幹の筋力、(3)足腰の筋肉、そして、(4)体のバランス感覚である。
ハイヒールは確かに見た目が良くなる。年齢を問わず足を細長く見せる。同時にハイヒールを履けて歩ける女性はハイヒールを履けるだけの体力があるという事でもある。若さが無いとハイヒールは履けない。年配の女性がハイヒールを履いて歩いている姿を見て私は驚いた。
先日、或るNPO団体の総会に出席した。設立されて20年目である。20年間黒字で運営されてきている。大企業のOB中心に友達が部下や知人を誘って200名近くの会員数に成っている。平均年齢が72歳前後。私よりも約4年も年配の人達である。全ての会員が活発にNPOの仕事をやっているかと尋ねられたら、YESと言いたいがNOと答えるしか無い。
NPO団体で年金プラス月10万ぐらいの収入を得たい65歳過ぎのシニアはNPOの仕事を第二のキャリアとして働けばしばらくの間の居場所になる。
68歳の誕生日を迎え、相反する思いが生まれた。一つは、1年長く生き延びたという喜び。もう一つは、体が1年また歳を取ったという悲しみだ。誰もが誕生日を迎える。若いときと違って60歳以上の人は、当たり前のように歳を取って行けると言う訳ではない。既に他界してしまった同世代のシニアがいる。
老いる自分の体との戦いが始まっている。生きているだけではなく、健康でいられる体作りが重要だ。シニアは自分の健康寿命を伸ばすことに意識を集中させて、それなりの対策を日常生活に溶け込ませなければならない。
私にはもう一つ深刻な病気を抱えている。歳を取る度に病気の進行が進む。治療方法がまだ発見されていない。多分、多くのシニアが私と同じ病気で悩んでいると思う。その病気は38歳の時に人間ドックで分かった。担当の医者から思いもよらないお話があった。あなたは緑内障にかかっていると。緑内障になって点眼液で視力の延命を伸ばしている。
緑内障になって30年が経過した。今の状態は、右目の視野上半分が見えていない。左目の視野、上半分が見えていない。最近は、目の焦点あたりの視野も見えずらくなってきている。時間の問題で文字を認識できなくなるリスクを抱えている。還暦を過ぎると老化現象に伴って体の機能が衰えてくる。改善できる部位とできない機能がある。
まだパソコンでブログ記事を書き続けるだけの視野はある。あと、10年過ぎれば記事を音声入力で書くことになるかもしれない。視覚障害が起きたらそれを補う方法を見つけるしかない。老いれば老いるほど身体と健康で問題が生まれて来る。シニアは今からそのリスク対策をする必要がある。
60歳、65歳定年退職後は思いっきりやりたいことが出来る。60歳代はまだ体力もあり、健康な場合が多い。子供も親離れしてシニア夫婦二人の生活になる。両親の介護がなければ、60歳から70歳の間に「やりたいと思っている事」をやれる。
引退はしたくないと思っていても仕事が見つからない。仕事を探しながら暇な時間を有効に使いたいと思っているのは私だけではない。年金をもらいながら60歳代でいるメリットを享受したい。どっちみち70歳を過ぎれば年齢制限で働ける仕事が少なくなる。今のうちに暇になる将来の生活を如何にして楽しむべきかを考えるべきではないか。
夫婦二人で楽しむならば、何が良いだろうか。
日記を書き続けている人はブログが書ける。書く事が習慣になっているからだ。ブログをやり始める人はブログで広告収益や集客をしたいという人が多い。日記をブログに書くこと自体は問題がないが、日記の内容がブログで広告収益を得られる内容になっていない場合が多い。
読者は検索でどのような内容を探すのかを考えてほしい。例えば、老後の生活を経済的に助ける仕事、ビジネス、などを探しているシニアがいるとする。検索でヒットするページにはシニアの老後の生活資金を稼ぐ方法について具体的に書かれていなければならない。読者はお金を稼ぐ方法を探しているからだ。
これが日記であると内容がお金稼ぎの方法に絞り込まれていないため、検索でヒットしないブログ記事になる。ブログサイトで広告ビジネスをするには読者が求める情報を提供することである。自分のブログサイトのターゲット層は誰なのかを明確にしてそのターゲット層にアピールする内容の記事を書き続けることである。
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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida
Profile
Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.
シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。