定年退職後、通勤するはずの自分が自宅でゆっくりテレビを見ている。長年の会社勤めを終えてやっと一息つく時間が持てた。そんな日々が1週間続くと理由が分からない不安に襲われ始める。
これからの人生をどの様にしたら良いだろうか。退職金だけで老後の生活が維持できるのだろうか。何歳まで働けるのだろうか。自分の体は、どんな感じで老いて行くのだろうか。何もしない日々の中で自分一人で自問している。気楽に雑談をする仲間もいない。
会社に勤めている時は、定年退職の年齢が一つの節目になっている。その後の節目が見つからない。定年退職の年齢で再就職できても、また、年齢で雇止めになることも予測できる。その後は、どうする?そんな自問が頭の中で浮いている。不安は尽きない!
70歳を迎えた姉がLINEでこんなメッセージを私に伝えてきた。
「久しぶりにプラハフィルハーモニー管弦楽団の演奏会に行ってきた。コロナ禍ですっかり運動不足。歩くスピードと歩幅が落ちて歳を感じている。」
70歳は体力の衰えを肌で感じる年齢。知らないうちに筋肉の量が少なくなり、その影響が70歳を過ぎると肌で感じ始める。活発に体を動かさない生活習慣で使わない筋肉が落とされて行く。姉は毎日体幹運動をやり、週3回はウォーキングをしているが老いのスピードに追い付いていないと嘆いでいる。
精神的にはいつまでも若いという気持ちでいるが、肉体は鍛えないと昔の体力を維持できない。いつまでも若くありたいという欲求だけが頭の中にある。
自分の人生を振り返って思っていたことが知らないうちに実現していることに気がつくことがないだろうか。私の人生は、夢の実現が何度もあった。今職業としているノマド的な生活スタイルも私の夢であった。夢を追う生活をするとそれが生きがいになる。
定年退職後のシニアは残りの人生を自分が描かなければ面白い余生を楽しめない。退職金と年金、そして、アルバイトである程度の安定した生活が出来る。足りないのは「生きがい」である。何をすれば、残りの人生を楽しめるのか。
自分の心の中にある「願望、強い思い、好奇心、夢」を実現しようとすれば、生きがいが生まれてくる。それに気が付かないシニアが多い。
朝起きたら、お湯を沸かしてインスタントコーヒーを作る。ネスカフェゴールドブレンドに牛乳を入れて朝食のお供にしている。これが最初の1杯目珈琲になる。
スターバックス店に朝出勤してブラックのドリップコーヒー(ショート)を頼む。ここで2杯目になる。ランチを済ませた後、別のスターバックス店に行く。おかわりのドリップコーヒーを注文する。ここで最後の3杯目珈琲になる。
スターバックスのドリップコーヒーショートサイズ1杯でカフェインは、大体180mg。それを2杯飲むのでスタバだけで360mgのカフェインが体に入っていく。朝のインスタントコーヒーのカフェイン量は、1杯60mg。合計で1日420mgのカフェインを私は取っていることになる。
私の限界は多くても5杯である。いつも、5杯目を飲む前になぜか、体がコーヒーを受け付けなくなる。飲みたくなくなるのだ。これは紅茶でも日本茶でも同じ。体がもういっぱい一杯とシグナルを出す。
熟睡が出来ているのだろうか?最近、熟睡が出来ていない感じがする。シニアになると睡眠が短くなると言われるが、私はどうだろうか。平均的に8時間は寝ている。特別に朝早く目が覚めると言うことはないが、午前3時頃、目が覚めることが時々ある。
熟睡する時は、必ず、筋トレをやった日が多い。体の筋肉全体が疲れているからである。そのため、カラダが早く寝てくれと言っている。誰でも疲れているときは寝落ちしやすい。寝ている間に新陳代謝が起こり、水分とカロリーを消費する。寝る3時間前に軽い筋トレ運動をすると消費カロリーを増やせる。
余分な脂肪をちょっとづつ寝ている間に消費して行く。こんな事を聞いたことがないだろうか。肉体労働のアルバイトを週5日、1ヶ月間続けたら体重が減ってしまったという話である。肉体労働のアルバイトは消費カロリーが高い。いつもの食事量では足りなくなる。自然と足りないカロリーを体内にある脂肪を分解してエネルギーにする。
94 / 190
このページのシニアライター:Norito H.Yoshida
Profile
Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.
シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。