50歳代の時、腰痛、腰痛運動という言葉を聞いてもピンとこなかった。60歳になった時、突然、腰痛というモノを体で感じ始めた。朝起きた時に腰がなぜか痛い!
近くのスポーツセンターに以前から通っているが、掲示板に「腰痛運動のご案内」と書かれていてなんなんだろうかと思っていた。突然、腰痛を味わうとこれを治したいという事になる。老い始めると腰痛になるのかと気付く。老化現象は還暦を過ぎた頃に自覚できるような体の変化を発見する。
老いからくる体の変化は足から来る。歩く速度が遅くなったとか、歩幅が狭くなったとか、体が疲れて歩き続けられなくなったとか。足の筋肉は体の70%の筋肉量になる。この筋肉の量が失われて行くと歩行障害が起きる。意識して足の筋肉を鍛えないと毎年1%づつ足の筋肉が失われていく。
筋肉は普通以上の負荷を与え続けるとその負荷に耐えられるように筋肉を増やして適応する。年齢に関係なく筋肉は鍛えると増えて行く。多くのシニアは毎日散歩をしていれば、歩行障害にならないだろうと考えている。現実はちょっと問題を先延ばしするぐらいの効果しかない。散歩では失われて行く筋肉のスピードに追いつけない。その事実を知らないシニアが多い。
66歳は老人ではないと私は認識している。私の感覚では80歳を過ぎたら老人になる。60歳代、70歳代はまだまだ普通の生活が自分でできる体と精神を持っている。当然、個人差はある。人によって60歳でも75歳過ぎのように見えるシニアがいる。老い方や風貌はその人の生活習慣で変る。
私は週2回から3回の頻度でゴールドジムに通って筋トレをしている。その理由は66歳の年齢に合わない力強い体格を築くためになる。筋トレを続けているとその効果が体格に現れる。体に筋肉がついている、いないだけで他人に与える印象が違う。
違いは上半身と下半身に現れる。懸垂やベンチプレスを続けると肩幅が広がり逆三角形の体格になる。胸に筋肉がつくと胸板が厚くなる。スクワット運動をするとお腹のたるみがなくなる。フラットなお腹で見栄えが良くなる。太ももは筋肉で太くなり贅肉が減る。
髪の毛の色や量は老人に近づくが体格だけは筋トレで若者に近づく。筋トレをやっていない若者はベンチプレスで60キロ以上をあげられない。私は90キロをあげられる。普通の若者にない筋力がある。顔や皮膚はシニアを隠せないが筋肉がついた体格は若返っている。
私の目標は80歳になるまで現在の筋肉を維持してシニアに見えない体格を作り上げることである。年齢に合わない体格を作り上げることが人生の目標になりつつある。体の若返りを筋トレで実践している66歳。
60歳で定年退職するか、再雇用で65歳まで働き続けるか?大きな人生の節目になる。会社員はこの時に初めて自分の将来を真剣に考え始める。他人(会社)任せの人生を送ってきた代償が定年退職後の人生をどうするかという課題になる。
大手企業は、既に定年を延長しているが必ずしも従業員が好むような形での労働条件ではないという。それが現実だ。同じ労働をするのに何故賃下げが起きるのか理由が納得出来ない場合が多い。労働条件が同じで賃金が下がる。なぜ?と思うのが当たり前だろう。
Old soldiers never die, they just fade away.
「老兵は死なず、ただ消え去るのみ」ダグラス・マッカーサー元帥が米議会で演説した有名な言葉である。
いつも横浜の街中を歩いて感じる事は、シニアの方々が残り少ない時間を無駄に過ごしている姿である。全てとは言わないが、まだ現役で働ける人たちが大勢いるのにその機会が与えられていない。60歳を越えて会社を定年退職して次に何をしたいという目的がある人は別である。
今のビジネス社会で探し求められている「経験という情報」が見つからない。全てシニアの人生に閉じ込められている。退職したシニアの中にある宝の山が未発掘されているのと同じである。自分の職務経験をアピールする道具としてホームページがある。セルフブランディングをして自分の存在を社会にアピールする必要がある。
見えない病が精神面からやって来る。孤独である。色々な事情から独りで生活をしなければならなくなった高齢者。独りの生活でも孤独にならない老人、孤独に悩まされる老人がいる。 夫婦で生活をしている時は、まだ、幸せな時期である。どちらかが、普通の生活が出来なくなる、又は、他界すると孤独の世界が襲ってくる。
突然の伴侶の他界で一人暮らしを始めるシニア。そんな時に孤独がそっと近づいてくる。どうすれば孤独から逃れることが出来るのか。
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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida
Profile
Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.
シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。