定年退職後にどのような生活が待っているか知らない定年予備軍が多い。65歳まで現在の会社で雇用延長されてもその先が見えてこない。最終的に自分で見えていない生活を探すしかない。巷の本屋さんには、定年関連の書籍や映画「終わった人」が 脚光を浴びている。参考にはなるが、自分の人生と同じではないだろう。
還暦60歳を越えると今まで考えたこともない出来事が待っている。会社におんぶに抱っこの生活に何十年も慣れてしまったからだ。自分で人生を切り開く、自分だけの海図を作成する、老化と戦うという事に驚く。
92歳の義父の生活を観察していると筋力の低下が生活環境を変えている。しゃがんで立ち上がれる脚力があれば、お風呂に毎日入れる。洋式トイレの蓋をいつも開けっ放しにしないでちゃんと閉じることも出来るようになる。
筋力が衰えると日常的にやっている動作が出来なくなる。妻に頼まれてゴミ袋をゴミ収集所に置きに行く事や重い物の持ち運びも日常的な夫の仕事なのだが、筋力が衰えるとこんな事も出来なくなる。妻は、一般的に夫よりも筋力がない。筋力がない分夫が頑張る必要がある。
Burpees運動(バーピー運動)をやっているシニアである。全身の筋トレ運動+有酸素運動を兼ねている。下記の動画を見て欲しい。
シニアがバーピー運動をする時は、注意が必要だ。無理をしないこと!非常にしんどい運動で息切れが激しくなる。ある程度、心拍数を上げる準備運動をしてからでないと呼吸困難になるかもしれない。
バーピーワークアウトとは
バーピーは、プランク、腕立て伏せ、スラスター、ジャンプなどを組み合わせた複合運動です。だから、考えられる限りの主要な筋肉群を鍛えることができます。同時に、バーピーは心拍数を上げて、循環器機能を改善し、持久力を高めて、より多くのカロリーの燃焼を促します。「激しい運動をすると、たちまち鼓動が早くなるのが分かります。循環器系の機能が改善されるだけでなく、身体のあらゆる筋肉にも効果をもたらします。(引用先:Reebox Blog そのバーピー、間違っていませんか。)
60歳を過ぎた頃にこんな感覚を感じたことがないだろうか。体のバランス感覚が悪くなったという感覚である。ちょっと体が傾いた時にヨロヨロと倒れそうになる感覚。今までになかったことが体に起きていると感じる。スポーツセンターのジムでも60歳から70歳代のシニアがバランス感覚を改善する運動をしていた。
老化は、体のバランス感覚まで崩してしまうのが分かる。今まで体のバランス感覚をあまり意識して運動をしてこなった。最近、落ちてきたバランス感覚を改善する方法を実践している。簡単に継続してできる方法である。体のバランス感覚がおかしくなったと感じるシニアは一度試してほしい!
60歳を過ぎて定年退職を迎える。同じ会社で再雇用されて65歳まで勤め上げて、会社を卒業する。65歳からは自分でビジネスを始める必要がある。会社に頼ってきた人生から自分自身に頼る生活にシフトする。年金を受け取りながら、新しい自分の人生を設計することになる。
自分が作るライフスタイルで生きて行くことが本来の人生ではないかと思っている。私を含めて多くの人は学校卒業後に生活費を自分で稼げない。そのため自分の労働を買ってくれる会社に就職することになる。就業規則で自分の時間が制約される。そんな生活から自分の生活を取り戻せる年齢が60歳、65歳のときである。
私は51歳になった時に自由な時間を手に入れた。会社を辞めて自分のビジネスを始めた。新しいライフスタイルを自分で作り、生活費を稼ぎながら生きる。66歳になった今、会社組織を離れて15年が経過した。集団で組織的に働くという感覚が薄れた。上司も部下もいない。
年齢が66歳になり、いつ他界するか分からない。一人でビジネスをやっているとリスクがある。事故で病気で他界すると今やっているビジネスが止まり、お客さんに迷惑が行く。法人向けサービスは特にそのリスクがある。私のビジネスもB2Bビジネスであるのでこのリスクを回避するビジネス形態に変える必要がある。
自己完結的なビジネスが他人に迷惑が行かないビジネスになる。60歳、65歳に起業するシニアは出来るだけ自己完結的なビジネスを目指すべきである。
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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida
Profile
Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.
シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。