定年退職後に起業を考えているシニアは、やりたい事が有るシニアである。普通の定年退職者は、転職を先に考える。自分で人生のリスクを取らないで他人にぶら下がりたいからだ。仮に転職が出来ても時間の問題で職を失う。年齢制限で雇止めになる。それは分かり切ったことなのだが、自分でビジネスを起こすという考えがない。
雇止めにあっているシニアは、今度はパートやアルバイトに走る。こちらも時間の問題で仕事が少なくなり、最終的に無職になる。年齢から来る制約は大きい。
出来るだけ長く仕事をして老後を楽しみたい人ならば、起業が一番良い。自分でコントロールが出来るからだ。経営者から君はもう会社に来なくても良いと言われない。今度は、自分が経営者になる。経営者の世界は、従業員の世界と180度違う。自分がやったことがそのまま自分に帰ってくる世界だ。
”Chromebookオフ会”に参加するため、横浜から渋谷に出かけた。渋谷は、横浜から東急東横線一本で安く速く行ける。そんな地理的利便性で若者たちが集まる渋谷に出かけた。リュックにASUS Chromebook Flip C302CAとアクセサリー類を入れて初めてお会いする主催者に会いに行った。場所は、スパイスマジックというお店でモンベル渋谷ビル地下1階にあるインド料理店。早めに行ってランチをすることにした。
Chromebookは、GoogleのChrome OSが稼働するノートパソコンの総称である。知っている人は知っている。ChromeブラウザーでWindowsパソコンと類似の事が出来るノートパソコンである。日本では、製品自体の販売が多くないため使っているユーザーは少ない。ほとんどは、米国のアマゾンで個人輸入して使ってしている人たちだ。私もその一人だ。
Chromebookユーザーという共通の櫛で繋がった少ないユーザーたちが集まるオフ会である。
仕事から離れた元会社員は、スーツ姿で外出する事が少なくなる。特別なイベントでスーツ姿を要求しない限りジャンパーとジーパン姿ではないか。特別なイベントが稀なのが老後の生活になる。スーツを着ると会社員時代を思い出す。スーツを着て、ネクタイをつけて、革靴を履く。ビジネスマンの鎧姿になる。
会社を卒業したシニアは、スーツを着ることがなくなる。必要性がなくなるからだ。それは至って自然なのだが、スーツを着ることで色々なメリットがシニアに生まれてくる。
横浜ベイクォーターにあるDelifranceというパンとカフェのお店で4人の老人男性(80歳代)がおしゃべりをしている。その声がカフェの全席に届くぐらいの大声に成っているのだが、何も気にしていない。聞きたくなくても私の耳に届いてしまう。老人男性4人の席を囲んで中高年のおばちゃんたちが元気良くおしゃべりをしている。こちらの声も大きい。声に感情が乗って踊っている。
カフェは、コーヒーとおしゃべりの場所であるから別に気にすることもないのだが、老人男性4人の会話の内容がどうしても私の耳に届く。
NHK「世界ふれあい街歩き」という番組を録画してみている。先日見た米国シアトル市の旅で定年退職したシニアが登場した。彼の毎朝は、近所のカフェで朝食をとることから始まる。そのカフェでは、彼専用のマグが置かれている。彼は、いつも、カフェの前にあるテラス席に陣取ってコーヒーとデニッシュを食べる。
その様子をテレビで見ていて、「自宅で朝食をするよりも外に出てカフェで朝食をとるほうが気分的に開放感が味わえるのでは!」と思った。
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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida
Profile
Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.
シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。