60歳になったときに人生の大きな節目を迎える。社会は、還暦を迎えた人を別の目で見始める。お仕事、ご苦労さまでしたと。定年退職で組織から解き放されて自由に自分の人生を送る機会が与えられる。表向きはそうなんだけれど・・・と戸惑うシニアが多い。
会社員で人生を過ごして来た人は、ところ天のように会社から押し出される。新卒の新入社員が会社で働き始めると同時に古株の社員が会社から定年退職で押し出される。
リストラや独立で一足先に自由な世界を泳ぎ回っているシニアは、60歳を迎えてどう感じるか。定年退職した会社員と同じ感じ方をするだろうか。
建設現場の交通整理や監視をしているシニア労働者を見かけることが多い。暑い日に朝から晩までトラックの出入りや出入り口の監視の仕事をしている。1日中立っているだけでも疲れるはずだ。私は考えただけで2,3日はやれるがそれ以上はやれないだろう。
1日中立って行う仕事は、60歳以上のシニアが継続して行う仕事ではない。体力的に無理がある。数日はできても長期間は働けない。事務系の仕事であれば、椅子に座っていられる。営業の仕事でも自分で休む時間を作れる。介護の仕事でも休む時間がある。
外で行うガッテン系の肉体労働はその業界経験者でないと続けられない。今、建設ラッシュで建築現場の交通整理や監視の労働者が足りない。
保土谷スポーツセンターのジムで筋トレをやってきた。高齢者が大勢いた。彼らの足を見たら、細い。老人の足はあんなに細くなってしまうものなのか。筋トレを長年やっている老人の足は、筋肉で力強い。この差はどこから来るのだろうか。
アクティブに動き回る人の体は、シニアであっても使う筋肉は維持される。筋トレをしているシニアは、普通の使い方以上に筋肉を使うので筋肉は成長して大きくなる。筋トレで頑張っているシニアの体は、長年筋肉を傷めつけては回復させ筋肉を大きくさせて来ている。
筋トレをやっている若者が小便をすると泡が出ると気にしていた。タンパク質尿であると腎臓障害が疑われるからだ。筋トレをやり続けていると筋肉細胞が傷ついてタンパク質を含む老廃物として体外に排出される。小便にその老廃物も一緒に排出されるので泡が出ると聞いている。これが事実なのか、どうなのか私はまだ確信を持てないのだが不安である。
一般的に腎臓病は、糖尿病、肥満になっている人たちが成りやすい。筋トレをやっている若者は、この分類に当てはまらない。筋トレを週二回やっている私にとって気になる病気だ。トイレで小便をする時に泡が出る時と出ない時がある。これも良く分からない。
NHKドキュメント72時間「海が見える老人ホーム」の番組を見て自分の老後を考えた。この番組で紹介された巨大老人ホームは、油壷エデンの園という老人ホームである。運営事業者は、社会福祉法人 聖隷福祉事業団である。介護付き有料老人ホームの中では大規模な施設になる。驚いたのは、共同墓地まで用意されている事だ。
私も海が見える老人ホームで余生を楽しめるかどうか、月の利用料金と入居一時金がどれほどかを探してみた。
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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida
Profile
Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.
シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。