シニアの仕事
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すき家でビビンバ定食を食べてきた。お店の入り口にスタッフ募集の張り紙があった。時給1100円以上。居酒屋とファストフード店は人手不足のようだ。シニアの仕事がここにあるのではないか。モスバーガーでは、60歳以上のシニアを雇っている。店頭でも見かけた。
マクドナルドの各店舗は人手不足でシニアに限定したスタッフ募集のポスターを張り出している。時給は、最低賃金に近い。その代わり、労働時間と日数と職種の麺で調整幅が広い。
探せば直ぐに見つかるシニア向けの仕事が近所にある。目的が年金プラス生活費を補助する収入であれば、アルバイトの仕事でなんとかなる。
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悩ましい問題がある。足が弱くなりアルバイトやパートの仕事が出来なくなったシニアである。足の自由を奪われると誰も雇用してくれなくなる。多くのシニアが国民年金では食べていけないために生活保護に頼り始める。自分で生活費を稼ぎたくても稼げない現実があるからだ。肉体労働中心のシニア向け仕事は足を弱くしたシニアにとって意味がない。
年齢が70歳を越えれば肉体労働が体力的に苦しくなる。そんな状態になっても働いてお金を稼ぐ方法を見つけなければならない。誰でもが出来るという訳ではないが挑戦したい人がいればインターネットビジネスを考えるべきである。
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定年退職後の仕事と収入は65歳になってから週3日と月額10万円の収入になるシニアが多い。一般的に年金+月10万円あればお金で窮屈な生活を送ることはない。サラリーマン定年退職者の場合だが。国民年金だけのシニアは月額20万円ぐらいは稼ぐ必要があるだろう。
厚生年金+基礎年金+月額10万円のアルバイト労働で65歳から75歳まで生きて行けるならば、多少の貯蓄が可能になる。老後の介護費用に貯蓄が当てられるはず。
私は75歳以上になっても稼げる仕事をインターネットで試行錯誤しながらやっている。何歳になっても自分でお金を稼げる能力があれば老後の不安はなくなる。定年退職後にどのような仕事をすれば自分の人生を楽にさせるかを試行錯誤しながら探すのが、65歳以降の仕事になる。
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自分で確認が出来る出来事とメディアが発信する情報とがある。一番確かな情報は、自分が肌で感じる、五感で確かめられる物だ。自分で確認が出来ない情報は、情報を発信しているメディアの信頼性で見る。
だが、民間や政府系メディアは、時として意図的に情報操作をしている。民間企業のメディアは広告収益に害を及ぼす情報は流さない。政府に睨まれたくないからだ。特定大口広告掲載企業のご機嫌を損なうような報道は決してしない。これが事実であり世の中のメディアの自然体である。
情報を信じるか、信じないかは自分が判断することになる。
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若い女性が9万5000ドルの仕事をやめて島に移り住み、アイスクリームビジネスを始める
と言う記事を見かけた。思い切った事をする女性だなという印象だ。でも、人生を自分が望むように楽しむためにはこんな事でもしない限り楽しめないのではないだろうか。
シニアの起業は周りの人から見ると思い切った決断と映る。誰もが起業する勇気を持っていないからだ。起業で会社を設立してビジネスがうまく立ち上がって行くという保証もない。
私はゴヤット合同会社を設立して61歳まで経営していた。61歳から厚生年金の一部を受け取るために会社を整理して個人事業主になった。その理由は会社経営者は給与の額で年金をもらえなくなる、または、減額されるリスクがあるからだ。(令和4年からは制度が変更されて65歳以降、年金と給与の合計金額が47万円以上である場合に適用される)
政府は64歳まで国民年金の保険料を納める年金制度の変更を検討している。この変更は時間の問題で現実となる。困るのは60歳で会社を退職して収入がないシニアである。アルバイトやパートをして64歳まで保険料を支払うか、シニア起業して個人事業主として64歳までの保険料の支払いを賄うしかない。いづれにしても60歳から年金受給を受ける65歳まで働き続ける必要がある。
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老いて来る歳を若返らせる方法がいくつかある。肉体的には運動習慣を身に付けること。加齢で筋肉量を失い始めているシニアは定期的な筋トレを続けることで筋肉を維持できる。筋トレを続けると年齢に合わない体格を作れる。その結果、健康寿命が伸び、普通の生活を維持できるようになる。
精神的には若い女性と恋愛をすることであるがそれが出来るシニアは少ない。最も現実的な方法は、仕事や勉強会で色々な年代の人達と交流することである。何かに没頭できる環境に自分を置くと自然と社会との接点が生まれてくる。色々な人との交わりから生まれる刺激が精神的な若さを作る。
高齢者が若返るには社会から刺激を受けることから始まる。やりたい事を追い求める生活をすると自然と新しい出会いがあり、その出会いから刺激をもらえる。仕事を探すために若者たちが集まる起業勉強会に参加したりすれば、若者たちの熱意が伝わってくる。そこからも若さのエネルギーをもらえる。
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今朝の朝日新聞求人ページにマンション管理人募集が幾つもあった。夫婦住み込みや通勤タイプまで。なぜか、単身住み込みがない。必ず夫婦住み込みとある。こんな人材募集広告には、裏がある。夫婦住み込みでないと出来ない仕事であるからだ。採用するのは旦那だが、仕事は妻にもやらせないと仕事が出来ないという事情がある。
一人の給与で二人の労働を強いるひどい労働条件の仕事募集である。
条件の良い仕事は表に出てこない。表に出たら誰もが我先にと争いになり、あっという間になくなる。自分にとって条件が良い仕事は、知人、友人、仕事仲間から紹介される。そんな人脈があると老後の仕事は探しやすい。
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既存の会社でシニアを雇用している分野に「顧問サービス」がある。対象は、会社役員、管理職、専門職などのバックランドがあるシニア人材が対象になる。顧問の仕事を見つけるには、顧問人材を紹介する、派遣する人材登録会社に問い合わせする必要がある。
シニア向け人材登録会社への登録で顧問の仕事を得るまで時間がかかる。待たされるし、顧問の仕事が見つかるという保証もない。できるだけ多くの顧問サービスを紹介してくれる人材登録会社に登録すべきである。
一つだけ注意することは、顧問として仕事が出来る期間は短いということだ。長期の顧問の仕事はその会社のニーズと相性による。
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銀行や証券会社、そして、保険会社がシニアが蓄えている資産を狙っている。節税効果、孫への支援、運用、相続問題などで人間の欲を上手く利用する宣伝や広告を行っている。年配になると老後の不安や生活が気になるため欲が出る。その欲をビジネスにする仕組みが多い。
お金は、1)作る、2)貯める、3)運用する、4)賢く使うことで生きるお金になる。お金はただの紙だから何かに変えないと意味がない。
お金は大切であるが、それより大切なのは健康である。健康であれば、働いてお金を稼げる。お金があっても健康でなければ、お金を使って余生を楽しめない。老後の健康が最優先でその後に生活資金をどうするかが来る。還暦を過ぎると自然に健康に意識が行くようになる。老化現象が少しずつ体に出てくるからだ。
70歳を過ぎる頃になると仕事が見つからなくなる。年金だけが収入源になる。生活は経済的にも精神的にも制約され始める。老後の生活は1に健康、2にお金で完結する。お金を稼ぐ仕事がなく持病を抱えているシニアは生きる目的を持たないと余生はつまらなく、苦しくなる。
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会社が不景気になると経費節約、削減、そして、人件費を抑えるアクションを取り始める。真っ先に50歳代の社員が早期退職の対象になる。会社は経営を維持するために社員を首にせざるを得ない。誰もがそれを求めていないのだが、背に腹はかえられないと言う事情がどうしても生まれる。
どっちみち10年後には定年退職の身にある50歳代の社員は今から自分でお金を稼ぐ経験を積む必要がある。自分の力で1円でも良いから稼いだ体験があると新しい人生を開拓できる自信が身に付く。
60歳、65歳まで勤め上げるのが難しい。雇用が法律で100%も守られていると信じないことである。黒字を出している大企業が堂々とリストラをしている。自分の会社は大丈夫と信じ込まない。大きな変化が社会で起きていると今までの常識が非常識になる。安心や安全は自分で作り出す時代に入っている。
政府は会社に副業や兼業を推奨している。副業・兼業の促進に関するガイドライン(厚生労働省)を読んでほしい。中高年の社員ほど副業や兼業に挑戦すべきである。正社員で会社にいられる間に生きていくための新しいスキルや知識を身に付けるべきである。
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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida
Profile
Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.
シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。