Walt Disneyがこんな事を言っている。
"The way to get started is to quit talking and begin doing" (何かを始める方法はまず話を止めて行動に移す事だ!)
定年退職は一般的に60歳。多くの企業は、60歳になった社員を退職させてから雇用条件を変えて再雇用をする。同じ仕事をするシニアもいるし、全く別な仕事をするシニアもいる。再雇用で喜ぶ人は少ない。提示される雇用条件を見て戸惑う社員が多い。背に腹は代えられない社員だけが再雇用契約をする。
再雇用契約をしないシニアは何をするのか?私の知人は56歳になった時に自分でビジネスを始める準備を始めた。60歳から起業するためにはこれからの4年間の活動が物を言う。私も起業家として色々と彼に助言した。
新しい習慣を身に付けると今までとは違った生活と人生を送ることが出来る。新しい習慣は今までに出来なかったことかもしれないし、自分になかった物かもしれない。つまり、新しい習慣=新しい能力を身に付ける事で今までの人生で味わったことがない経験を楽しめる。
年金生活で仕事を辞め、何もやることもなく、流れる時間に身を任す生活に飽きたシニアは生活に刺激を求める。今までに経験した事が無いことをやるチャンスが今である。会社組織から解き放され、朝9時までの出勤もなくなり、時間に追われる生活が消えた。今までの生活習慣が消える。
仕事をしていないシニアは年金生活に入る。遅かれ早かれ多くのシニアは年齢が来れば年金生活に入らざるを得ない。皆、そんな生活に戸惑う。やる事がない生活に新しい習慣を取り入れると今までになかった能力を身につけることが出来る。
渋谷駅の井の頭線出口辺りにあるナポリタンのパンチョ。お腹が空いた時やナポリタンが無性に食べたくなる時に行く。定番のナポリタン(760円税込み、2022年8月現在)は、小300グラム、普通400グラム、大500グラム、メガ600グラムがあるが、料金は同じだ。600グラムの目玉焼きナポリタンはこんな感じである。
ナポリタンのパンチョはどのお店も食事時間帯になると長蛇の列になる。お客の多くは若者である。私のようなシニアはいない。私は筋トレをしているため食欲がある。いつも、500グラムのナポリタンを注文する。私のような大食家は特別な運動をしていない限り少ない。67歳のシニアが500グラムのナポリタンを残さず食べるのは難しい。
私のブログをよく読んでいてくれる方から「老人の取扱説明書」という書籍を勧められたので買って読んでみた。多くの点で今まで私が感じていたことがよく説明されている。著者は、平松類氏(歯科医)で10万人以上の老人を観察してきたと言う。老人の行動が理解できない人向けの教科書のように思える。
51歳に起業してずっと一人社長&社員で生計を立ててきた。67歳になってまた会社員に戻り仕事をすることはもう精神的にできない。一人で自由にスケジュールを立ててお金を稼ぎ出すと上司の管理下で与えられた仕事をする環境に苦痛を感じるからだ。1年でも何らかの会社組織で働く環境から離れると組織で働くという感覚が失われ、組織に慣れるまで精神的なストレスを味わうことになる。
シニアが再就職を望むならば、出来るだけブランクの期間を空けないことである。組織内で働くという感覚は仕事から離れると急激に失われていく。制約のない自由な時間を一人で楽しみ始めるともう一度「籠の中の鳥」に成りたくない。制約がない生活空間が制約のある組織環境を遠ざける。
私はNPO団体のメンバーに成っている。自主参加を原則にしているので制約がない。これが義務になるとストレスを感じて続かない。パートやアルバイトは働く時間が短いし、自分の都合が多少反映しやすい自由がある。これを考えると会社は組織の制約や義務のストレスが多い。
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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida
Profile
Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.
シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。