66歳になるシニア男性として、こんな女性を見ると対抗したくなる。私も頑張ればこんな身体を身につけられると。年齢に合わない体を筋トレで作り上げたい。60歳代はまだ若いので70歳代になったときに誰もが見ても70歳代の老人に見えない体に作り変えたい。
今年、2020年はコロナ元年。コロナ禍の影響で多くの人生に悪影響が及んだ。世界中の人達が人生を狂わされた。生き残れる人達と他界する人達が生まれた。ワクチン接種の結果が来年の世界を変える。コロナ禍で職を失った人達は今までの常識を考え直し、生きる道を一つではなく複数の道にすることに気づく。
66歳になる私も生涯現役で仕事を続ける方法を探し続けたい。それを可能にさせるには健康な体でいなければならない!
しばらく仕事から離れてしまうと仕事の感覚が鈍ってしまう。これは、誰にでも起こることであるので落胆する必要はない。1年ぐらい仕事に従事すればビジネス感覚は戻ってくる。問題はどんな職と仕事が見つかるかである。
65歳で仕事から引退したが、暇な生活に満足できなくてまた仕事を探し始めるシニアが多い。一度、引退生活に入ると現役時代のビジネス感覚が鈍くなり、情報も古くなる。
お勧めは、ビジネス感覚を戻せる環境に自分を置くことである。
一番簡単なアクションは3のビジネス系NPO団体に所属することである。ビジネス系NPO団体はゆるいルールで自発的に活動したいシニアに仕事を与えてくれる。新しい名刺も持てるようになる。
95歳の義父は足の筋力を失い、歩行障害で自立した生活が自宅で出来なくなったため自分から介護付き有料老人ホームに入居したいと私達夫婦に頼んできた。一軒家の一人生活が我慢できなくなって快適な生活を介護付き老人ホームに求めた。認知症は全然なく、頭脳は普通の人以上に明快である。足腰の不自由がなければ、ずっと一人生活を続けられるくらいである。
私達の住居から20分ぐらいかかる横浜の介護付き有料老人ホームに入居して1ヶ月が過ぎた。入居したての1周間は快適な生活に非常に満足していた。食事を一人で作る必要がないことやお風呂に週3回入れること。快適な気温に設定された部屋でお酒を飲みながらテレビを楽しんでいる。
1ヶ月が過ぎた頃の面会時にこんな小言を言ってきた。認知症の入居者がいて普通の会話が成り立たない。男性の数よりも女性の数のほうが多い。提供される食事の味が薄い。一つだけ喜んでいたことは若い女性スタッフがお風呂で体を洗ってくれるということ。
彼にとって介護付き有料老人ホームの生活は思い描いていた生活とは違っていた。
私が住む大規模集合住宅はもう直ぐ築後23年になる。565戸の住民が住んでいるのだが、最初から住んでいる人の年齢が還暦を過ぎ始める。後10年すれば、自動車免許証の自主返納が進むだろう。自動車免許を失えば、自動車を所有する必要がなくなる。
10年後の日本は、自動運転が出来る自動車が当たり前になっているだろう。社会も自動車を所有するからシェア・レンタルする方向に進む。自動車にA.I.が搭載されてオンディマンドの依頼で自動車が自宅までやってくる。オンディマンド自動運転カーサービスを利用するだけで行きたい場所に自動車が自動的に連れて行ってくれる。
自動車による移動が負担なく安全になる。
年金生活が長くなると何のために自分は生きているのかという疑問が心に芽生えてくる。年齢が80歳をすぎれば体の調子も悪くなり自分の時間を楽しむことも限られる。60歳から毎年1歳づつ年を取っていく過程で自分の存在が社会から求められていない感覚を感じ始める。
そうなると、私は何のために生きているのかと悩み始める。
老いて来ると今まで出来ていた事が出来なくなったり、生活の環境について行けなくなったり、 経済的に苦しくなったり、生きがいがなくなったり、時間をもてあそぶ事が多くなる。生きる目的を見失いがちになる。
何か没頭することがあれば、精神的な悩みは消えて無くなる。物理的な不都合は、自分が出来る範囲で改善しようとする努力が無い限り消えて無くならない。誰もが老いからは逃げられない運命にある。生きることを楽しむためには何をしたら良いのだろうか?
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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida
Profile
Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.
シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。