自宅から最寄りの駅まで20分ぐらい歩く。途中で何人かの老人が赤信号無視で左右の確認をせず道路を渡っているのを目撃する。ほとんど毎日そんな赤信号無視の老人を見かけている。70才代から80歳代の老人が多い。特に足が達者なシニア女性が赤信号無視で道路を渡っている。
いつも、思う!なぜ、老人は信号無視で道路を渡るのだろうかと。
体の調子が悪いとおいしい料理も楽しめない。負荷が強い筋トレを行うと必ず体の調子が一時的に悪くなる。これは、筋トレの負荷レベルと運動時間である程度コントロール出来るのだが、熱中してしまうと知らないうちに追い込んだ筋トレをしてしまう。
その結果、翌日から体の不調を味わう。筋トレで筋肉細胞が傷つき、それを修復するために体がいつも以上に働いているからである。その一つが筋肉痛である。もう一つが、体のだるさと不快感である。
筋トレを始める人たちは誰もこの体験をする。年齢を問わずこの体験がないと筋肉は鍛えられないからである。
60歳を越えて起業するとこんなリスクも考慮しなくてはならない。
突然の不幸というのは誰にでもやって来る。加齢による体調不良や病気などでお客さんに迷惑をかけない仕事でシニア起業を考えることだ。
シニア起業には色々なリスクがある。多くのシニア起業家は、一人でビジネスを始める場合が多い。一人社長のビジネスは、体が資本になる。健康で元気な体をどう維持していくかが問われる。
シニア起業の一番のリスクは、本人の健康である。健康を害したら、迷惑が行くのはお客様である。迷惑が行かないような仕事で始めることを考えると安心して仕事に専念できる。どんな仕事であれば、シニア起業家にとってリスク対策になるのか?
私の売り上げ(生活費)は、3つのレベニューストリーム(Revenue Stream)から生まれている。もし、一つだけであるとそのビジネスが悪くなると生活が一挙に苦しくなる。個人事業主は、一つの売り上げだけに頼る経営をしてはいけない。今稼いでいるビジネスが5年先、10年先まで潤うという保証はない。特に変化が大きい今の時代は、突然、市場が無くなったり、縮小したりする。
15年余り自営で生きてきた私だが、最初のビジネスモデルは衰退しているため新しく第二のビジネスモデルで収益を挽回している。第二のビジネスモデルもこの先10年も維持できるか分からない。そんなリスクは絶えずある。別に個人事業主だけの話ではない。大小を問わず企業経営者はすべて明日の食い口を確保するために新しいビジネスを開拓しなければ生きて行けない。
起業したのは良いが、市場が縮小したり、ビジネスモデルが一般的すぎるために過当競争になって利益が出なかったりしても生きて行けるプランを事前に考えて用意する必要がある。私は、昨年から事業目標に新規ビジネスモデルの開発・開拓を入れている。1年かけて意識して探したが成果は無い。来年も同じ事業目標として新規ビジネスモデルの開発・開拓を掲げる予定。
私は来年67歳になる。66歳のシニアは70歳、80歳を越えているシニアの生活が見えていない。どんな精神状態でどのような生活をしているのだろうか。私が知っている年配のシニアは、複数のNPO団体に所属している。NPO活動で仲間を作り自分なりの生活を組み立てている。
70歳、80歳の高齢者の多くは仕事から離れている。仕事が毎日の生活リズムの中から外れている。仕事中心に生活を送っている66歳の私には、70歳、80歳を越えたシニアがどの様な生活のリズムとスタイルで老後を楽しんでいるのか想像ができない。
私が70歳になったら、どんな生活をしているのだろうか。ちょっと考えてみた。
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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida
Profile
Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.
シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。