昨日、家内と一緒に遠くの公園に行って久々に晴れた日を味わっていた。帰り道にドラックストアーのFit Care Depotのお店に入り飲み物を買った。そこで目にしたものが呼吸を楽にする「マスクブランケット」というフェイスマスクのインナー製品であった。

この製品が2個入って300円ぐらい。材質はポリエチレン。柔らかくて曲がっても直ぐに元に戻るのでポケットに入れられる。家内はピラティスの運動で使い、私はスポーツジムで行う筋トレに使う。普通の生活でもマスクが呼吸を苦しくする場合があるのでそんな時に使っている。

高齢者は、社会からもうお歳だから、ゆっくる余生を送って下さいと見られがち。実際にそれが出来るシニアであれば幸せな社会だろう。今の日本は、シニアでも働かないと生活が維持できないほど厳しい。シニアが生産的な仕事をやらないとその負担が全てこれからの若者たちに行く。
65歳を過ぎたシニアは、暇な時間を送っている。生きがいは何かと聞いても答えが帰ってこないシニアが多い。会社に努めているときは、会社の仕事が自分の生きがいであったというシニアがほとんどだ。「働くこと」が生きがいだと言っている感じがする。
「働かざる者食うべからず」ということわざがある。働くことは生きることに通じる。「働くこと」が生きがいであるという背景がこれではないか。昔から遊んで食べて行けている人はいない。誰もが生きていくために働いている。
気が短くなるのはシニアだけではないが、シニアの人口が増えてくるとキレるシニアも増えてくる。若者たちとシニアとの衝突だけでなく、シニアとシニアの衝突も増える。
元気なシニアが増えてきたからだ。女性は、男性以上に口が達者になる。大声を出して喚き立てる。こうなると喧嘩にならない。逃げるが勝ち。キレている高齢者と遭遇したら、まず、深呼吸をして酸素が十分前頭葉に行き届くようにしてから冷静に対応する。
売り言葉に買い言葉のような怒りのぶつけ合いを避ける。感情的になっているシニアは冷静な対応をする人から感情を落ち着かせる時間を頂く。怒っているシニアに冷静になる時間を与える事でキレているシニアに自覚させる。

生きる力は、何かを求め始めて生まれてくると感じている。精神的な力が肉体を動かす。新しい物への好奇心。 新しい体験。まだ行った事がない未知の場所や国への興味と探究心など。
シニアは新しい事への挑戦をしたがらない傾向が強い。定年退職後は、今までに挑戦したことがないことを経験すべきだ。会社を卒業すると回りからの刺激が急減する。今まで仕事で必要とした情報が必要なくなり、入ってくる情報が少なくなる。自分で意識して情報を取りに行かない限り、老後の生活を楽しませる刺激が得られなくなる。
50歳代の会社員は、60歳定年退職を迎えるときに決断する必要がある。今の会社で継続して雇用されるのか、別会社で働くのか、それとも、自分でビジネスを始めるのか。運が悪ければ、強制的に自主退職をさせられるかもしれない。どんな状況に追いやられても今までと違ったシニアの人生を送ることになるのは確かである。
自分が求める仕事を見つけるには自分の能力を目立たせる専門性と経験が必要になる。
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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida
Profile
Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.
シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。