昼のテレビ番組でシニアの筋トレ特集があった。その中で目に止まったことが、「座っている時の姿勢だ!」。座っている時の姿勢が悪いと頭の重さが2倍、3倍になる。カフェでパソコンのキーボードをたたいている時の姿勢が私の腰と肩、そして、首を痛めている。姿勢が悪いため腰と肩に凝りが生まれ、それが首の筋肉に伝わり、最後に目の疲れに来る。
肩から目まで疲れると夜熟睡が出来なくなる。なんとか、これを治したいと思っている。
私はまだ夫婦で生活が出来ている。それぞれ自分の世界を持っているのでお互いの生活スタイルで衝突は起きない。家内は音楽の世界。私は、インターネットの世界だ。もし、どちらかが他界したらどのような生活になるだろうか。そんな生活は考えてもいないのだが心配だ。
現実に義父94歳が一軒家で一人暮らしを続けている。週に1回は家内か、夫婦で生活支援をするために訪問している。掃除をしたり、食事を作ったり、買い物に出かけたり、自宅で義父が出来ないことを1泊2日でやってあげている。1週間に1回だが、義父はその日を待ち遠しくしている。
その気持ちは私達もよく分かっているので毎週出かける。もし、自分が義父の立場なら同じことを期待するだろう。
闘病をしたときにいつも思う事がある。普通の生活が出来る事がどんなに幸せであるかを!病気で普通の行動が制限されると自由が束縛される。今までの生活がどんなに幸せであるかをその事が思い知らせてくれる。
94歳の義父が東京の自宅で一人生活をしている。私達夫婦は週1回1泊2日で介護支援に行っている。義父は私達がやってくるのを楽しみにしている。自分で出来ないことを頼めるからだ。一人で生活する上で最低限のことを自分でやっている。出来ないことはそのまま私達がやることになる。
自分が出来る範囲で自宅での生活を送っている義父だが、好きな事をして老後の生活を楽しんでいる。多くの老人はこんな義父の生活を羨ましがる。年齢的に老人ホームで生活していておかしくないからだ。実際、彼の知人友人はすでに老人ホーム生活になっている。
彼の生活は老人ホームに入る一歩手前にいる。足の力がもっと失うことになれば、自宅を動くのが困難になる。その時点で一人暮らしは出来なくなる。
自宅をいつも午前9時頃に出る日が何度かある。そんな時に限って老人が私の前を歩いている。その姿が異様だ。野球帽、スーツ、そして、運動靴姿の老人だからだ。なぜ、こんなファッショになるかをいつも考えている。
その老人は、80歳を過ぎている感じがした。健康のために外出をしているのだなと思っている。70歳代の老人の外出時の姿は、ジャケット(または、ジャンバー)、リュック、運動靴が多い。スーツ姿を見つけるのは、稀だ。仕事をしている70歳代ならば、当然、ネクタイとスーツと革靴だ。
80歳を越えている老人はネクタイはしていない。仕事をしていない老人であることは確かである。お昼頃に横浜駅地下街を歩くと着飾った老夫婦を見かける。二人ともちゃんとした服装であった。どこかのレストランにランチを食べに行くような印象がした。
新型コロナウイルス対策で外出自粛要請が出ているため外出を控えているシニアが多い。仕事を卒業したシニアはただでさえ体を積極的に動かさなくなる。それに新型コロナウイルスの発生で自宅にこもりがちになる。ウイルスによる感染は人との接触で起こる。外を歩いていても人との接触がなければ何も感染しないので人との接触が少ない散歩は問題ない。
花粉症でない人、風邪を引いていない人、インフルエンザでない人であれば外でマスクをする必要がない。マスクを購入できないほど品薄になっている今マスクは貴重な物資になる。無駄な使い方は避けるべきである。65歳の私は今日も横浜のスタバまで通勤した。自宅から駅までマスクをしないで歩いてきた。電車の中もマスクをしなかった。混雑を避けたため乗客が少なかったからだ。
私にとって自宅から駅までの20分間の徒歩は定期的な運動になる。自宅で仕事をすることが出来るが、敢えて横浜まで出てきている。外出することで体を定期的に動かせるからだ。シニアの運動不足を解消するには日常生活の中に強制的に体を動かす必要性を作り出すしかない。
新型コロナウイルスの流行で政府は外出自粛要請をしている。不要不急の外出は平日週末を問わず控えてほしいという要請である。特にシニアは新型コロナウイルスで重症化しやすい。この感染病にかからないことが一番重要になる。もし、感染してしまっても体の免疫力が弱まっていなければ重症化しないという。
日常的に体を動かす運動をすることで免疫力を強化することが出来る。
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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida
Profile
Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.
シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。