気象異常で今年も暑い夏がやってくる。日傘、水分補充のボトル、帽子、涼しい服装などが頭に浮かぶ。数年前から夏定番の服装を購入してきている。その服装は週2回行う筋トレでも生かされている。筋トレは腰辺りから太ももにかけてすごく汗をかく。下着のパンツからズボンまで汗で濡れてしまう。それが嫌なので色々着るものを工夫している。
快適性とコストパフォーマンスを意識してユニクロのスポーツ向け衣類を買っている。特にパンツは暑い夏にうってつけである。
横浜駅北口から横浜ベイクォーターに行く通路がある。その通路には、地上に出るための階段とエスカレーターが用意されている。今日見た光景は面白かった。
この違いは、健康意識の違いから来る。健康に気を使う老人たちは、足を鍛えないと歩けなくなるという危機感を感じている。足を鍛える身近な運動は、日常生活で巡りあう階段の上り下りである。いつもならば、エスカレーターを使うのだが、健康を意識し始めると階段を使い始める。
一方で、若者たちは老後の健康など何も意識しないでも足の筋肉は落ちて行かない。便利なエスカレーターを使う事に違和感を感じていない。私も健康を意識し始めてからエスカレーターを使う機会が無くなった。10年前と今では、健康に対する考え方が違っている。
高齢者全般に言えることは、動きが鈍くなるということだ。歩き方を見るとそれがすぐに分かる。学生のグループが駅で歩いている姿とシニアが歩いている姿を比較すると歴然として体の動きの違いが目立つ。体のバランス感覚が衰えてきているために歩く動作が柔軟性に欠けている。
20代から50代は社会での競争で明け暮れる。相手はその年代の人たち。会社ならば出世で競争。事業ならば、売り上げと利益で競争である。絶えず、競争する相手がいる。それは自分ではなく他人の場合が多い。他人との比較で強い、弱い、偉い、偉くない、金持ち、貧乏といった感じになる。
これが60歳を過ぎると一変する!!
老化現象が体に現れ始め、健康に目が行き始める。今まで当たり前に思って出来ていたことが出来なくなる場面に出くわす。体に異変が起きる。私の場合は朝起きる時に味わうばね指状態や足のふくらはぎに起きる痙攣で飛び起きること。体にいつもと違う状態を感じ始める。自分の体の老化を意識し始めると自分の寿命に気が行き始める。
あと10年、20年経ったら老化現象がもっと顕著に出現して日常生活に悪影響を及ぼすかもしれないと思い始める。70歳を過ぎた知人は歩いている時に躓いて転倒し、顔に怪我をした。70歳を過ぎたシニアに体力の低下と体調不良が出やすい。今まで病院には縁がなかった人が突然病院通いを始める。
老いが自分の生活環境を変え始めていることに気がつく。自分はあと何年生きていられるのだろうか。自分の健康寿命は何歳までなのか。健康を害したら、稼いだお金を自分の楽しみに使えなくなる。お金は医療費用に使われる。元気で体に問題がない時にお金を使って自分の欲求を満たすべきではないかと考え始める。そんな状態になった時に価値観のシフトがやってくる。
65歳になると嬉しい事がある。年金を受け取れることだ。65歳になったら、年金生活を送るか、仕事を継続してもっと豊かな生活を送るか、決断をする必要がある。問題は、65歳という年齢がまだ十分働ける体力と健康があり、老後の生活費を稼ぐタイミングにいるという事だ。
だが、会社が65最以上のシニアを活発的に雇用しない。働く機会が急激に減少することで以前と同様な会社員生活を送れなくなる。どうしても、新しい生活のリズムを自分中心に作り出す必要性が生まれる。
65歳になったら多くのシニアが悩む命題が生まれる。それが、「新しい生活を65歳から始めるにはどんな事をすれば良いのか?」である。
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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida
Profile
Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.
シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。