昨夜、風呂場の浴槽の中で左ひじを見ていたら静脈瘤のような静脈が見えた。ちょっと気になったので今朝近くの皮膚科・泌尿科クリニックで診察を受けた。クリニックの待合室はなぜか75歳以上のシニア男性患者で埋まっていた。私のように皮膚科ではなく泌尿科で待っていた。新しく来る患者さんも泌尿科が多く、受付窓口で検尿のコップをもらっていた。
私が週2回通うスポーツジムの筋トレで良く顔を合わす75歳過ぎの筋トレ知人がいる。彼はバックエクステンション運動をいつもやっている。彼になぜその運動を念入りにするのかの理由を聞いた。彼曰く、「75歳を過ぎた頃から尿漏れ失禁が起き始めてそれを防ぐために腰とお尻の筋肉を鍛えている。」と教えてくれた。
バックエクステンションは上半身を上げる時、お尻を引き締める力が入る。上半身を下げるとお尻の筋肉が緩む。彼はこの作用で骨盤底筋を鍛えようとしていた。同時にバックエクステンションは姿勢を良くする効果もある。
クリニックの受付口にあるロビーに泌尿科のシニア男性8人、シニア女性1人、そして、皮膚科の私一人、合計10名が診察の番を待っていた。
私の本職はインターネットビジネスである。仮想世界で生活費を稼ぐ仕事である。必要なものはパソコンとモバイルルーター、または、Wi-Fi環境。肉体労働とはいえない。いつも、椅子に座って仕事をしている。そんなワークライフを長年続けていると全く別の仕事に興味を持ち始める。その一つの仕事がショッピング・センターのカート回収の仕事である。
シニアにとってショッピング・センターのカート回収の仕事は健康寿命を延ばす上で役に立つ。誰もそんなことに気が付かない。アルバイトのお金をいただきながら自分の健康寿命を伸ばせるのだから。これほど幸せなことはない!ただ、疲れるアルバイトになる。要領良く作業量を調整しながら体に負担が行かないように体の調子に合わせて作業すればシニア男性でも耐えられる。
一番駄目なケースは終わりがないショッピングカート回収の作業を真面目に一生懸命やるシニアである。こんな方は体力が続かない。初日は良いが、翌日は足腰が重たく、筋肉痛になる。休む時間を上手く取ってカート回収の作業に体を慣らすことが重要である。
自分の人生はどのようにして終わるのか。誰もいつ終わるのかを知らない。ただ、終わりが来るまで歩き続けるだけ。人生は旅そのもの。人によって旅の長さが違う。幸運にも私の旅はまだ終わっていない。69歳という人生の旅はまだ続いている。
60歳になると老いを意識し始める。心はまだ若いと思っているが、体は老いを感じている。体に老いを感じる変化が起きると今と同じ普通の生活を続けられないのではないかという不安が生まれてくる。10年後に今と同じ普通の生活ができているだろうか。そんな不安がよぎる。9年が経過して69歳になった今、まだ普通の生活は維持されている。60歳代は若いという理由が分かる。
70歳を過ぎて75歳の後期高齢者になったら、多くのシニアは普通の生活を維持できているだろうか。60歳代にやっていたこと、出来ていたことが70歳代になって維持出来ているだろうか。体力と脚力は確実に落ちていることは確かである。老化を体で感じているはず。
70歳を過ぎたらこんな事をチェックする
70歳を過ぎると肉体、精神的に新しい生活の変化を受け入れ難くなる。体力の衰えで今まで定期的にやっていたテニスを止めたり、遠出をしなくなったりする。新しい事に挑戦しようという気力も失せ始める。何もかも面倒に思え始める。頭で分かっていても行動に移せない。そんな状態になる。
体の老いが肉体と精神面でネガティブに影響し始める。60歳の時の私と69歳の今では新しい事をやる気力に違いがある。60歳代の頃は新しい情報を求めて幕張メッセで開催される国際展示会に行っていた。69歳の今は行くべき場所を幕張メッセから東京ビックサイトに変えた。遠出する事が面倒になったからだ。
年齢とともに老いが実生活に影響し始める。
私の知人たちは、多くが大企業定年後その企業の子会社の顧問職に就いていた。今はNPO団体に所属して老後の生活のリズムを作ろうとしている。
60歳で会社を退職して自分の生活のリズムを作る人、子会社の会社役員について65歳まで勤め上げる人、65歳から数年の間その会社の顧問職に付く人、65歳で会社組織から全て離れて新しい自分の生活リズムを作る人。直面する問題は同じである。違いは、いつ、自分の生活リズムを作り始めるかだけである。
大企業で幹部職を歴任した会社員は、子会社に再就職して(多くは役員として再就職)65歳まで勤め上げる。その後、顧問職に就くというパターンが多い。顧問職は、名前だけで実際会社に出ても出なくても良い場合が多い。ただ、給与が自動的に支払われるだけだ。ここに落し穴がある!
長年カフェを仕事場として使っていると色々な事が分かってくる。シニアのノマドワーカーとして51歳の時に起業した。オフィスを構える事をせずに居心地の良いカフェを仕事場にして働く事にしたのだが、仕事場として使うカフェには電源アクセス、インターネットアクセス、長時間滞在を許す雰囲気などを求めた。
モスバーガー、マクドナルド、ドトールコーヒー、シャノアール、コメダ、タリーズコーヒー、スターバックス、ルノアールなどを利用しながらどのカフェやお店が私の仕事場として最適であるかを検討した。最終的にスターバックスやタリーズコーヒーのカフェが私の仕事場として最適な環境を提供していると結論した。
私は主にスターバックスのカフェで日中の殆どを過ごす。午前中は、Aの場所にあるスターバックス店、午後はBの場所にあるスターバックス店という感じで渡り歩く。ノマドワーカーとして快適な仕事場を求めると3つのこだわりが生まれる。
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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida
Profile
Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.
シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。