良くこんな事を聞く。老いてくると指の指紋が薄れてくる。本当かどうかは分からないが、シニアの指でスマホの画面をタッチすると上手く反応しないことが多い。スマホのタッチセンサーは静電気で反応する。指が乾燥していると電気通電が悪くなる。スマホの機能にタッチ画面の電気通電を良くする機能があるが、それでも改善されない時がある。
一般的な対策:
この中で一番効果がある方法は・・・これだ!
年末はテレビ番組が面白くない。いつも、この時期になるとネット配信のストリーミングビデオの契約をしてしまう。昨年はディズニープラス、今回はプライムビデオ(1ヶ月間600円)と再契約をした。これでつまらないテレビ番組があるときにプライムビデオに゙変えて見逃していた映画を楽しめる。
12月24日のクリスマスイブ、25日のクリスマス、31日の大晦日、2025年1月1日元旦と時は流れる。イベント日を利用して食べる物や過ごし方が変わって行く。24日にはデパートの惣菜フロアーで照り焼きローストチキンとケーキを買う。25日のクリスマスの日は何もしない。この日から31日まで自宅の大掃除が始まる。
窓拭き、浴室、トイレなどを念入りに掃除するのは私の役割。70歳はまだ体力があり、体の動きで不自由を感じない年齢である。これが80歳代になると同じことは出来なくなるかもしれない。今の調子で週2回筋トレを続けていれば、多分、同じことが出来ると思っている。
自宅の仕事を終えれば、後は好きなことが出来る。仕事納めは29日にしている。筋トレ納めも29日である。「師走」はあっという間に過ぎて行く。過ぎて行く前にやるべきことをやろう!
69歳である私は、いつも、70歳過ぎになった時の自分を想像する。今と同じ感じでビジネスを継続できているかどうか。大きな変化が社会に起きている。インターネットビジネスもダイナミックに変化してきている。変化を味方に出来るよう自分のビジネスを変えていく必要がある。
今の自分が何をやるべきかを考えている。自分の生きがいとして始めたビジネス、60歳代のときは加齢から来るリスクを感じていなかった。70歳代になると体の免疫力の衰えで体調不良や病気に成りやすい。加齢によるリスクである。
65歳定年退職で起業するシニアは加齢によるリスク対策をビジネスモデルの中に入れておく必要がある。体がいつも資本であるので自分の健康次第でビジネスが終わる。70歳代から老化現象が今よりも顕著に出始める。老化によるリスクをどう考えるてビジネスをするかが命題になる。
70歳になる人間が100歳以上生きたいと思うだろうか。70歳の声を聞くと「もう、あなたは立派な老人ですよ!」と世間から見られる。孫たちからは「爺(じいじ)」という声が聞こえる。80歳、90歳、100歳になってもそれは変わらない。今の生活を続けたいという欲求が誰にでもある。気が付けば、90歳になっていた。ふと、周りを見たら友人、知人、伴侶が消えていた。他界してしまったのだ。
私を知っている人たちは子供や孫しかいなくなる。子供がいなければ、誰もいなくなる。自分の存在は社会から見てNobody!になる。日本は65歳以上の単独世帯率が約32%ぐらいになる(2020年統計)。長生きすれば幸せになるとは限らない。
私達は運命として「死ぬために生きている」。でも、肉体の寿命で生きて楽しめる時間が制限される。
日本の健康寿命2019年(令和元年)のデータでは、
健康な状態で生活ができる年齢が長ければ、孤独が続く。介護される状態で老人ホームで生活するならば、他界する時期が迫ってくる。ピンピンコロリで他界することを誰もが願うのはこんな理由かもしれない。
1970年から1980年代までの音楽は、私の青春時代の音楽であった。67歳になってYoutubeにある「洋楽70'sメロディー」を聞くと青春時代の映像が瞼に映画のように映されて来る。例えば、Earth Wind & Fireの"Fantasy"などだ。米国の大学のルームメイトが良く聴いていたことを覚えている。
私の青春時代は、米国の州立大学に留学していた4年間。その当時に流行していた音楽を聴く度に私がその音楽を聴いた「場所」と「年」が浮かんでくる。
音楽は、頭の奥底にアーカイブされていた記憶を立体的に呼び起こしてくれる。懐かしい気分になる。音楽は不思議なパワーがある。気分を一瞬に若返らせる力である。介護施設で生活をしているシニアたちに青春時代の流行音楽を聞かせると顔色がパッと明るくなる。
夢の中でお金を汗水たらして稼ぐ必要がなくなった自分を見る。生きて行く上で必要なお金を稼ぐ必要がない状態になった自分である。働く必要もない。お金、お金といつも考える必要もない。お金を稼ぐという欲求、尻に火がついた精神状態、そんなストレスから開放された自分の姿を夢の中で見た。
お金が十分あれば、幸せなのか?答えは、私の夢の中にあった。現実の世界で高齢者は本当にお金で困っているのだろうか。下記に令和4年高齢社会白書のデータがある。68.5%の65歳以上が経済的な暮らしで心配していないという。これは令和6年高齢社会白書のデータでも同様である。
(引用先:内閣府、令和4年高齢社会白書)
65歳以降のシニアの生活は暇な時間が悩みのタネになる。働きたいが自分の得意を活かせる雇用先が見つからない。体も元気で普通に働ける健康があるが、雇用主は若い人を求める。年齢という差別が今の社会にある。
年金をもらいながら自由時的な生活が出来るかと思っても経済的に余裕がない。年金プラスあと10万円以上あれば、窮屈な生活を送る必要がなくなる。そう感じているシニアが多い。私はそんな65歳過ぎのシニアに個人事業主になることを勧める。
大きなビジネスを考えるのではなく、小遣い稼ぎ程度のビジネスを始める。小遣い稼ぎ程度のビジネスの種は探せば見つかりやすい。見つけてやるか、やらないかの世界である。こんな事例がある。
ある大学生が近所に住む老人に声をかけられた。私に代わって近くのスーパーマーケットでこのメモに書いた食品を買って来てくれないかと頼まれた。お駄賃として1000円あげるからお願いと。買い物してその老人に届けるのに30分もかからない。30分で1000円は悪くないと思ってその依頼を受けた。
これがきっかけになって週に2回ほど同じような依頼が続いた。1ヶ月が過ぎる頃にその老人から別の老人を紹介された。同じような買い物代行をやってくれないかということだ。一人が二人、二人が三人となり近所の老人の買い物代行サービスが成り立っていった。大学生の彼にとってちょっとした小遣い稼ぎになった。
困っている老人は多い。ただ、それが見えていないだけ。それを探せば良いだけである。
NPO団体の中には、(ほとんどが男性)奥さんが亡くなって一人で生活をしているシニアが多い。子供が居る場合は、子供の家族と一緒に暮らしている。そのような環境にいないシニアはどうしているのか?
定年退職離婚、熟年離婚、伴侶の他界、長い独身生活の人は寂しいひとり暮らしをしている。人生の終りが来るのを待つしかない生活である。いつその時が来るかわからないが、出来るならば淡い恋をしたいものである。シニアだからそれは無理と考える人は多いが、挑戦することはタダである。やる、やらないの話である。
私自身がそのような状態にいないので実態は分からないが、定例会の後の懇親会で話していると寂しい感じが漂ってくる。夫婦の生活が一人生活になるのは寂しい。年齢が60歳代から70歳前半であれば新しい伴侶か同棲する人を探せる。
再婚という形を取らなくても一人生活の寂しさを和らげる方法がある。恋人を作ることである。恋が成り立たなくても、その人に会える場所を確保すれば寂しくなった時に会いに行ける。
ポジティブ思考は何歳になっても人生を楽しく幸せにする。聞き慣れた言葉にすると「前向きな思考」である。自分に不都合なことが発生してもそれをそのまま受け止めて、次に自分は何をすれば良いかを考えて行動する。前向きな思考がある人は、次のステップにすぐに移れる。悩んで悲しみや不安にくれている時間を持たない。次に降りかかってくる出来事を前向きに迎え撃つことができる。
仕事をやめて自宅で目的もなく時間を過ごし始める年齢が70歳を超えた時期に起きる。70歳を節目に社会とのつながりが自然と薄くなり始める。自分で意識的に社会とつながる行動を起こさない限り、社会との接点が希薄になる。暇な時間が増えてきて、頭を使う生活をしなくなる。刺激がない生活は老化を進める。
70歳を節目にシニアの生活で個人差が激しくなる。活発に活動するシニアから自宅でこれと言ったことをしないでゴロゴロとしているシニアまで。医者は自宅で時間を多く過ごすシニアに毎日外出しろと助言している。外出することで体と精神に刺激が与えられるからである。
前向きな老後の生活を作り出すには自発的に自分の体を動かすことから始める。私は健康寿命を伸ばすために筋トレを続けている。老人は体を活発に動かすことが少なくなり身体の筋肉量を失う。筋肉量を失うと普通の生活が維持できなくなる。シニアにとって体の筋肉量を維持することが出来ないと体は不自由な状態になる。自分の足で動けなくなる。
前向きな人生を送るには体が資本になる。筋肉を失った体では残りの人生を楽しめない。
全労済の生命保険に加入していたが、60歳になった時に生命保険の保証金が二束三文の金額になってしまった。つまり、60歳を過ぎた人の生命の価値はあまり保証の対象にないという事なのだ。
そこで、直ぐに全労済を解約した。病気で入院しても保証金が5日以降という時代遅れの保証であったのも気に入らなかった。生命保険の補償金額が今まで掛け捨て料金で良かったので今まで加入していた。その魅力がなくなった今全労済に入る価値がなくなった。
テレビの生命保険会社の広告を見ると持病があっても70歳以上でも生命保険に検査なしに入れるという。ただし、保険料金が100万円とか、200万円とか。何かおかしい気がする。月額の保険料金が5000円を越える。本当に意味があるのだろうか。詐欺の一歩手前な感じがする。
医療保険はすでに国民健康保険で支払っている。高額療養費制度(1か月の医療費が自己負担上限額を超えた場合、国がその一部を負担してくれる制度)があるので高額医療への負担を軽減してくれる。カバーしきれない場合に民間の医療保険が役に立つが、そのような病気になる確率は少ない。重症の持病を抱えている方が対象になる。
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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida
Profile
Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.
シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。