全労済の生命保険に加入していたが、60歳になった時に生命保険の保証金が二束三文の金額になってしまった。つまり、60歳を過ぎた人の生命の価値はあまり保証の対象にないという事なのだ。
そこで、直ぐに全労済を解約した。病気で入院しても保証金が5日以降という時代遅れの保証であったのも気に入らなかった。生命保険の補償金額が今まで掛け捨て料金で良かったので今まで加入していた。その魅力がなくなった今全労済に入る価値がなくなった。
テレビの生命保険会社の広告を見ると持病があっても70歳以上でも生命保険に検査なしに入れるという。ただし、保険料金が100万円とか、200万円とか。何かおかしい気がする。月額の保険料金が5000円を越える。本当に意味があるのだろうか。詐欺の一歩手前な感じがする。
医療保険はすでに国民健康保険で支払っている。高額療養費制度(1か月の医療費が自己負担上限額を超えた場合、国がその一部を負担してくれる制度)があるので高額医療への負担を軽減してくれる。カバーしきれない場合に民間の医療保険が役に立つが、そのような病気になる確率は少ない。重症の持病を抱えている方が対象になる。
老人は運動を意識的にやらなくなる傾向が強い。年齢ともに足を使って動き回る事が少なくなり、自宅に隠りがちになる。体を動かさないと血行が悪くなる。血液は心臓だけに頼って血液を体に送っていない。第二の心臓と言われる「ふくらはぎ」を使って足に流れた血液を心臓に押し上げている。その意味合いで「ふくらはぎ」を使う運動を意識的にする事で血行を改善し、健康を増進させる効果がある。
ふくらはぎの筋肉が衰えると歩幅が狭くなる。ふくらはぎは足をつま先で後ろに蹴る動作をする。大股で歩く時につま先で蹴ると大股で歩ける。でも、ふくらはぎが弱くなっていると大股で長く歩け続けられない。時々、電車の中でシニア男性がつま先立ち運動をしているのを見かける。足の健康を意識してやっているのだろうと思った。
電車の中でただ立っているのは無駄な時間。この無駄な時間をつま先立ち運動で足の健康を改善できる。ただ、ポイントは定期的に行うことが前提になる。2、3回やって終わりでは効果がない。毎日外出時に電車を利用する時はつま先立ち運動を立っている時するという決意が必要になる。
60歳になり還暦を迎えると自分が住む世界が変わる。定年退職して65歳まで雇用延長されるが、以前と同じ仕事や待遇ではないことにストレスを感じ始める。65歳以降はどうすれば良いかと考えながら65歳まで再雇用で働くのだが老後の不安がついて回る。65歳で仕事をやめて引退するのか、再雇用先を探して仕事を続けるのか、色々な選択を考える。
人生の羅針盤があれば、次に何をやれば良いかがわかり不安も少なくなる。65歳になると年金受給者となる。経済的に少しは楽になるが十分ではないシニアが多い。そう思っているうちに体の不調を覚え始める。その不調は70歳を迎えるあたりから顕著になり、体が老化してきていることに気づく。お金を稼ぐだけでなく健康維持に時間とお金を使わないと老後の生活は楽しめないと感じ始める。
80歳近くになると同世代のシニアの半分以上がこの世を去っている。いつ、自分の番になるかを心配しながらあとに残る家族のために終活をやり始める。老化は年齢とともにどんどん進む。時間の問題で自分の世話が自分で出来なくなる時がやってくる。歳を取りながら周りに住む同世代以上の老人たちの様子を見ながら老人になるとどうなるかを知ることになる。
年齢毎の人生の羅針盤がおぼろげながら見えてくると自分の老後対策も見えてくる。
老化現象は目と耳の機能劣化に来る。最近、耳が遠くなり始めている。テレビの音量を上げてしまう。そうすると妻が音量が大き過ぎると怒り出す。多分、この現象は多くのシニア夫婦や家族で発生している現象であると思う。我が家のテレビは購入して8年以上経過している。画面の下部に白い線が出始めた。テレビを楽しむうえでは問題がないが、時間の経過で現象がひどくなるかもしれない。時間の問題で買い替えになる。
夫婦でテレビを見る時は私がテレビの近くまで行ってみることになる。テレビの近くに行けば音量をあげないで聞けるからである。一人でテレビを見ている時はこんな不自由なことをせずに音量を上げるだけで済む。私はリビングの絨毯の上で、妻はソファーに座ってテレビを見る。
出来るならば、二人で一緒にソファーに座りながらテレビを見たい。そこでBluetoothトランスミッターとワイヤレスヘッドホンを購入した。最近のテレビにはBluetooth機能が付いているのでワイヤレスヘッドホンだけを購入すれば問題は解決する。
私は老人ホームに入居出来るだろうか。時代のタイミングでお金次第となるかもしれない。介護スタッフと介護施設不足がひどくなると第三者に頼るすべが無くなる。そんな心配事と不安が年齢を増やすたびに強まる。ピンピンコロリで他界するならば、老人ホームを当てにする必要はない。
希望するような死に方は出来ないので最悪の状況を考えておく必要がある。まず、老人ホームに入居する事を前提に生活をするならば、老人ホームに入居して数年以内に他界する年齢まで健康寿命を伸ばす。例えば、90歳まで自活をしてから残りの余命数年を老人ホームの世話になるというプランである。
老化で体が少し不自由になり始めると仕事をしてお金を稼ぐ生活が出来なくなる。そうなったら、仕事で使っていた時間を何かで埋めなければならなくなる。このタイミングから暇で苦しくなる。1日中テレビを見るのも飽きるし、本を読むにしても飽きる。何かもっと違うことをしたいと思い始める。
あと10年から20年、生きられる可能性がある。運が良ければ30年ぐらい生きられる。70歳を過ぎてからの人生は神様次第になる。わたしたちは「死ぬために生きる」人生を送っている。そのため、いつ死が訪れても宿命になる。
カフェを仕事場にしている私である。仕事をする環境として都合が良いのはスターバックスである。スターバックスにはあまりシニアが来ない。若い男女のお客さんが多い。ドトールコーヒーショップに行くと客層がガラリと変わる。中高年で席が埋まっている。シニアのお客が目立つ。
カフェはお店によってシニアの居場所になることは確かである。シニアはどんなカフェを居場所にしているのだろうか?
私が横浜駅周辺にあるカフェを観察してみるとこんな発見がある。
毎年、秋に夫婦でドライブ旅行に出かける。今年は八ヶ岳でのんびりリゾートホテルライフを楽しもうと思い、メルキュール八ヶ岳リゾート&スパに2泊連泊した。八ヶ岳は過去に数回旅行している。
八ヶ岳の魅力は高原で空気と水が美味しく森林の中にある。ドライブ旅行であるので行きたい場所に自動車ですぐに行ける。メルキュール八ヶ岳リゾート&スパは朝夕食付きバフェット形式で食べ放題。ユニークなのはアルコール類も飲み放題である。私はアルコール類はあまり飲まないのでビールやワインだけを少し味わった。
このリゾートホテルの第一印象は広々としたフロントやラウンジである。子どもたちが走り回りたくなる。広々とゆったりという印象が強い。ただ、注意する点が2つある。チェックインする時間帯と朝夕の食事時間帯である。時間帯を間違えると長蛇の列で30分以上待たされる。
シニア夫婦が驚くのは幼児を連れた家族連れの宿泊客が90%以上であること。私達のようなシニア夫婦客は数えるぐらいしか見当たらない。海外からの観光客もほとんど居ない。若い家族連れ中心の客層になる。
2泊3日の朝夕食事付き宿泊料金は二人で5万3000円ぐらいで済んだ。一人1泊1万3000円前後である。朝夕食付きで温泉があり、30平米以上のツインの部屋でゆったりしている。だた、2ヶ月前に予約して、じゃらんの3000円割引クーポンを利用している。
トイレは男子用と女子用に分かれているのが常識だが、最近は男女共用トイレを導入する施設が世界的に増えている。LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)が話題になっている。男女の性別を区別するファッションもユニセックスに向かう傾向がある。
女性用のショーツを愛用する男性がいるが、必ずしも変態的な精神異常者ではない。LGBTかもしれない。単純に男性用インナーにない魅力で女性用のショーツを愛用しているのかもしれない。もっと実利的に女性用インナーショーツを活用している男性もいる。
男性用と女性用ではインナーショーツの作りが違う。作りが違うから履けないという訳でもない。私はスポーツジムで筋トレやワークアウトをする時に女性用インナーをスポーツショーツとして活用している。その用途とニーズに合うスポーツショーツが男性用パンツにないからである。オススメの女性用ショーツがある。
私はユニクロのエアリズムウルトラシームレスショーツ(ヒップハンガー)をスポーツインナーとして使用している。一度履いてみるとそのメリットがすぐに分かる。スポーツジムでワークアウトするとパンツが汗で濡れる。すぐに乾かないので着替えの下着にせざるを得ない。
エアリズムウルトラシームレスショーツはワークアウト後に下着のショーツを着替える必要がない。直ぐに汗が乾くからだ。当然着替えの下着もいらない。
古希を迎え、新たな章を迎えるあなたへ。
ずっと挑戦してみたかったことを始めてみる。絵画教室に通ったり、楽器を習ったり、新しい趣味を見つけるのもおすすめ。健康のためにウォーキングやヨガを習慣化し、心身ともにリフレッシュするのも良い。
何より大切なのは、やりたいことを楽しみ、自分らしい毎日を送ることである。古希を機に、新たな目標に向かって進んで行く。命はいつ途切れるか分からない。70歳を過ぎれば、今まで以上に身体的リスクが生まれる。免疫力の低下から来る大病。筋力の衰えから来る不自由。良い事よりも悪い事のほうが増えてくる。老いれば老いるほど身体の自由が失われていく。
70歳は80歳よりも若い。若いうちにやりたいことをやる。後でやろうとしても肉体はそれを可能にしない状態にしている。古希という節目はやりたいことをやる最後のチャンスである。
幸運にも80歳、90歳まで生き延びてもポンコツの車のようになっている。故障だらけで動くにも動けなくなっている。長生きが本当に幸せかどうか疑問が残る。まだ若いと感じているときにやりたいと思っていたことをやるしかない。
私はあと数ヶ月で古希を迎える。70歳の声を聞くともう完全に「おじいさん」という感覚が生まれてくる。
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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida
Profile
Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.
シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。