生きる力は、何かを求め始めて生まれてくると感じている。精神的な力が肉体を動かす。新しい物への好奇心。 新しい体験。まだ行った事がない未知の場所や国への興味と探究心など。
シニアは新しい事への挑戦をしたがらない傾向が強い。定年退職後は、今までに挑戦したことがないことを経験すべきだ。会社を卒業すると回りからの刺激が急減する。今まで仕事で必要とした情報が必要なくなり、入ってくる情報が少なくなる。自分で意識して情報を取りに行かない限り、老後の生活を楽しませる刺激が得られなくなる。
日本人の健康寿命は、約70歳だと言われる。健康寿命は、平均寿命と違って普通の生活が問題なく出来る寿命である。
健康面で誰にも迷惑をかけずに普通の生活が自分で出来る年齢が70歳から75歳前後までと言われる。私は今65歳。75歳まであと10年あまりある。当然、個人差はある。平均値であるからだ。この10年間のうちに体に支障が出ないよう健康管理をしっかりする必要がある。
最近、カフェでも電車のプラットフォームでも独り言を言っている老人を見かけることが多くなった。昔は、滅多に巡り合うことはなかったのだが、この頃は何故か多い。やはり、高齢化時代になって話す機会を失った老人が増えてきたのだろう。
普通の人から見ると違和感を覚える。初老の私でもちょっと距離を置く。私が独り言をいう時は、何かを必死になって考えて答えを出そうとしている時だ。答えが閃いた時に、「そう、これだ!これで解決ができる!」的な独り言になる場合が多い。
独り言を言っている老人は、2つのタイプがあるように見える。
NHKスペシャル「元気に老いる」の番組を見ていたら生活不活発病という病気が目に止まった。 私の周りにいる老人たちがなぜ自分の足で動けなくなったのかが分かるようになった。普通の生活が出来ない環境に陥ってしまったからだ。
引退したシニアを襲う生活不活発病を予防するには何をすれば良いかを考えてみた。
(新型コロナ感染が広まる前の話とその後の筋トレジムの様子)
平日の午前中は、いつも見かける老人たちが筋トレをしている。お互いを良く知っているようだ。彼らは筋トレする曜日と時間を決めている。私もそうである。私のスケジュールは、平日の水曜日午前10から12時30分までが多い。週末は、土曜日の午後13時から15時頃まで。彼らは、私よりも年寄り。70歳から80歳近い。
老人といえども体格は、筋トレの成果でがっしりしている。そんな彼らを自然と観察してしまう私。2020年2月までいつも通っていたスポーツジムで筋トレが出来たのだが、3月から来年の4月までコロナ禍の影響とスポーツセンターの修繕でお休みになっている。
仕方なく私は駅近くにあるゴールドジムの会員になって筋トレを続けている。ゴールドジムはボディービルダーを目指す若者が多いのだが、最近は私のようなシニアも急増している。シニアにとって筋トレが健康寿命を維持するのに欠かせないことに気付いた老人が増えたからだ。
最近、蚊にやられ始めた。この時期から夏にかけて蚊に追われる。白いワイシャツを着ていると2、3匹の蚊が襲ってきているのが見える。虫除けスプレーなどを使っているのだが、どうも化学合成剤なので本当に安全なのか定かでない。そんな時にあるテレビ番組で東南アジア諸国を旅行する人がいつも自然なハッカ油を持参して虫除けに使っていると知った。その方によると効果抜群で安心して使えるという。
この頃はコロナ禍でマスクにハッカ油スプレーをすると気分が良いため品薄になったのだが、ようやく生産が追いついてきた。以前のような特需でハッカ油スプレーが変えないということはなくなってきている。これからメスの蚊が卵を生むために人間の血液を必死になって求め始める季節になる。
玄関の入り口に隠れて人間がやってくるのを待っている。そんな時にハッカ油スプレーを腕や足にスプレーすると蚊は逃げていく。
蚊との戦いは、自宅、自動車の中、散歩道、旅行先、実家の墓参りで続く。何故か、蚊は私の血を好むらしい。老いてくると襲ってくる蚊に対しても気が短くなる。外出時にはできるだけ白いシャツを来ていくことにしている。敵を見つけやすくするためだ。
脚力が衰えてくる老人は、第二の心臓の力も衰えていく。歩く事で第二の心臓が血液を体全体に行き渡らせる事が出来るからだ。長い間歩いたり、長距離を歩いたりするとふくらはぎが疲れてくる。このふくらはぎを鍛えると足の疲れを軽減する効果があり、同時に血液の循環をよくする。歩くことを積極的に医者は老人に勧める理由がここにある。
血液の流れを良くする活動は体に栄養と酸素を運びやすい。栄養と酸素はその人の生命エネルギーの源である。血液の流れが悪くなると体に不調が発症する。顔色が青白くなり、めまいが起きたりする。健康的な顔色をした老人は共通して体を鍛えている。定期的な運動をして血液の流れを良くしている。
ふくらはぎは第二の心臓であり、このポンプ機能が衰えると心臓に負担が来る。運動不足の老人は血液の流れが悪いため栄養と酸素が体中に行き渡らなくなり体が弱々しくなる。
ふくらはぎを鍛えると健康になると言われる。ふくらはぎは下半身の心臓だ。第二の心臓とも言われている。重力で血液が下半身に溜まりやすい。溜まった血液を上半身に上げるポンプの役割をふくらはぎがしている。体の健康は、新鮮な血液が支障なく循環しているか、していないかで変わる。高齢者は特に血液の流れが悪くなる。運動不足になるからだ。
60歳を過ぎると誰もが身体の老化を感じ始める。体の調子が以前よりも悪くなったり、疲れやすくなったりする。駅の階段の上がり下りで息が切れる。健康に気が行き始める。私は場所を取らずにいつでも、どこでもやれる「つま先立ち運動」をやっている。この運動をやると足のふくらはぎを鍛えられる。
老いてくると筋肉が毎年1%づつ失われて行く。ふくらはぎの筋肉も例外ではない。ふくらはぎが細くなってきていると感じるシニアは第二の心臓が小さくなって来ていると自覚すべき。
60歳を過ぎると若返りたいという気持ちが強くなる。シニア男女ともにその気持ちが増々強くなる。肉体を若返らせることは難しいが、気持ちだけは若返らせることができる。恋愛は高齢者の気持ちを時めかせる。シニアになって一人生活を始めたら、新しい恋を探し求めるべきではないか。
シニアカップルが刺激を求めてラブホテルに入る。そんな事が当たり前になる時代がもうすぐやってくる。今から10年後(2030年)には60歳以上の人口比36%ぐらいになる。2020年に100歳以上の老人が約8万人になっている。シニアは長生き傾向にある。
ラブホテルが高齢者で満室になるなんて時代が到来するかもしれない。シニアの人口が増加しているためラブホテル側もそのニーズを当てにしている。若い男女からシニアのカップルまで幅広くニーズを拾い始めている。
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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida
Profile
Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.
シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。