シニアの仕事
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60歳定年退職を早期退職優遇制度を使って58歳で退職すると通常の退職金プラス数千万円の早期退職金が追加される会社がある。早期退職を募集している会社は、どの会社も金額でプラス数千万円が多い。これをチャンスと見る会社員と見ない会社員がいる。老後を守りで固める人が多い。60歳定年後も同じ会社で65歳まで働きたいと思っているからだ。年金をもらえる年齢までの生活基盤を確保したいと考えるのが当たり前かもしれない。
数千万円の早期退職金を上手く使うことで今後の人生をもっと楽にできないかと考えないのだろうか。マイナス思考ではなく、プラス思考で通常では手に入らない大金を上手く使うチャンスを手にすることである。会社からリストラされることを恨まないで幸運と思うことである。
新しい人生のキャリアを大金と一緒に始める機会が与えられたと。
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時間を余して仕事を探しているシニアであるならば、こんな感情で仕事を探しているかもしれない。
1.組織のルールで時間に拘束されたくない
2.お金ではなく自分のキャリアが生きる仕事をしたい
3.社会に貢献したい
この3つの要素を満たせる仕事があれば、お金にこだわらないでその仕事を求める。
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自分の腕でお金を稼いでみたいと思っている会社員は、勇気が必要だ。タイミングによって勇気が出やすい時期がある。家族が居て子供が学校に通っている時期は教育費の負担が大きい。子供が大学を卒業して社会人になる時が親の大きな負担がなくなる時期だ。この時期がシニアの起業するタイミングである。
50歳を会社で迎えると出世しない限り組織の片隅に追いやられ60歳の定年を待つ生活が続く。再雇用契約で65歳まで働くことができるにしてもその先は自分で仕事を見つけるか、作るしかない。仕事をできるだけ長く続けたいならば、今から起業準備をすべきだ。65歳を過ぎれば、誰も雇用してくれない。
シニアが起業するタイミングは、50歳から65歳までの時期である。子育てが終わり、両親の介護が始まる前である。
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朝日新聞の広告に雑誌の紹介があった。「70歳の暮らしと生活・・・」というタイトルで年金、相続、葬式、老人ホームなどをまとめていた。
この雑誌は、老後の生活で経済的に余裕がある高齢者をターゲットにしている雑誌であると思わざるを得なかった。多くの高齢者は、この雑誌で提供する情報を有効に活用できない経済状態にいる。
年金生活で足りなくなるお金を稼ぐビジネスの種を見つける雑誌であれば、多くの年金生活者が喜ぶ。これから年金生活に入るシニア、すでに入っている高齢者は年金で足りなくなる収入を得るビジネスの種を探す必要がある。
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給与が現在の60%まで下げられ同じ仕事を65歳までするという選択がある人が、起業という選択を考えている。彼は、人生100年ということを考慮して65歳以降の仕事を心配していた。今の会社が65歳まで雇用を延期してくれるのはありがたいが、待遇面と65歳以降の雇用で不安があるという。
どっちみち、65歳になれば雇用延長されたシニアは雇い止めになるのでは。それが見えているので起業という選択を真剣に考えたいという。彼は今63歳である。63歳のシニアが今から起業をしようとすると色々なハンディが肩にのしかかって来る。
そんな彼に私は4つのことを助言した。
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60歳で定年退職するか、再雇用で65歳まで働き続けるか?大きな人生の節目になる。会社員はこの時に初めて自分の将来を真剣に考え始める。他人(会社)任せの人生を送ってきた代償が定年退職後の人生をどうするかという課題になる。
大手企業は、既に定年を延長しているが必ずしも従業員が好むような形での労働条件ではないという。それが現実だ。同じ労働をするのに何故賃下げが起きるのか理由が納得出来ない場合が多い。労働条件が同じで賃金が下がる。なぜ?と思うのが当たり前だろう。
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Old soldiers never die, they just fade away.
「老兵は死なず、ただ消え去るのみ」ダグラス・マッカーサー元帥が米議会で演説した有名な言葉である。
いつも横浜の街中を歩いて感じる事は、シニアの方々が残り少ない時間を無駄に過ごしている姿である。全てとは言わないが、まだ現役で働ける人たちが大勢いるのにその機会が与えられていない。60歳を越えて会社を定年退職して次に何をしたいという目的がある人は別である。
今のビジネス社会で探し求められている「経験という情報」が見つからない。全てシニアの人生に閉じ込められている。退職したシニアの中にある宝の山が未発掘されているのと同じである。自分の職務経験をアピールする道具としてホームページがある。セルフブランディングをして自分の存在を社会にアピールする必要がある。
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会社の上司や先輩は、既に年金受給者になっている。私と同期の同僚たちは、65歳までどこかで働き続けなければならない。
元上司や先輩たちはどのような生活を送っているのだろうか。新しい仕事を探して働いているのだろうか。
興味津々である。私が知る限り会社を設立して何かしらビジネスをしている人が多い。または、大学などで非常勤講師になったり、NPO団体の理事などをしている人が多い。自分の老後を考えるときに先輩たちのライフスタイルが参考になるのではないか。
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何十年も会社勤めをしていると自分でお金を稼ぐという考え(起業でお金を稼ぐ)が頭に生まれてこなくなる。定年退職後は、自分でお金を稼ぐ起業を強く意識する必要がある。60歳、65歳のシニアは、なにか特別な才能、技術力、スキル、専門的な知識などがないと再就職したい会社の目に止まらない。
再就職先が決まらないで1年、2年と時間が過ぎるとビジネスの感覚が薄れてくる。精神的にも疲れてくる。こんな状態にならないためにも再就職だけでなく、起業するという選択も一緒に考えて行動する必要がある。
なぜか?再就職では年齢による差別がある。起業できる体力とお金があるうちに最終的な選択肢と成る起業に挑戦することが切り札に成る。
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70歳を迎えた姉がLINEでこんなメッセージを私に伝えてきた。
「久しぶりにプラハフィルハーモニー管弦楽団の演奏会に行ってきた。コロナ禍ですっかり運動不足。歩くスピードと歩幅が落ちて歳を感じている。」
70歳は体力の衰えを肌で感じる年齢。知らないうちに筋肉の量が少なくなり、その影響が70歳を過ぎると肌で感じ始める。活発に体を動かさない生活習慣で使わない筋肉が落とされて行く。姉は毎日体幹運動をやり、週3回はウォーキングをしているが老いのスピードに追い付いていないと嘆いでいる。
精神的にはいつまでも若いという気持ちでいるが、肉体は鍛えないと昔の体力を維持できない。いつまでも若くありたいという欲求だけが頭の中にある。
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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida
Profile
Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.
シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。