毎朝利用する相鉄線の駅がエレベーター修理で階段を使わざるを得ない。交通誘導のため警備員が上と下で2名ほど始発から終電まで働いている。中年の女性から70歳代の老人まで色々な年齢の警備員がその仕事をやっている。私から見てもずっと立って乗客を誘導する仕事は体力的にきついと思う。やる仕事は、監視と誘導だけなので女性でも老人でもできる。
ただ、
ずっと立ち続ける体力が必要だ。辛い場面を私は見ていないし、体験もしていないので表面でしか判断ができないが、こんな警備、交通誘導のアルバイト募集を見つけた。
(引用先:フロムエー)
警備業界と建設業界は人材不足になっている。どちらの業界も仕事自体はきつい。若い人たちが気楽に応募しないアルバイトだろう。このアルバイト募集だけを見れば、すごくおいしい仕事のように見える。お金で釣る仕事には、それなりの裏事情がある。
スタバのカフェを仕事場として使っている65歳のノマドワーカーである。新型コロナウイルスに感染しないように心がけていることがある。お店に入ったら直ぐに入り口近くの置かれたアルコール消毒スプレーで手を消毒する。その後、店内を見てマスクをしている、していないに限らず咳をしているお客を探す。
空いている席があれば、出来るだけマスクをしてるお客の近くに席を取る。その理由は、マスクをしていないお客が席をする場合があるからだ。マスクをしているお客ならば、突然咳をしてもマスクで飛沫を防げる。そんな意識がある。
カフェは不特定多数の人がやってくる。気密性も高い。空調はあるが、それがどれほど効果があるか分からない。集団感染が置きやすい環境は、1)「換気が悪く」、2)「人が密に集まって過ごすような空間」、3)「不特定多数の人が接触するおそれが高い場所」とある。カフェはこの3つの要件を満たす。
今日のランチは、久しぶりに松家ファストフード店で食事を取った。ビビンバ丼と豚汁だ。対応してくれた方がどう見ても70歳以上のシニア女性であった。こんなに忙しい職場でシニア女性が頑張っている事に驚いた。飲食業界は、どこも人手不足だから働けるシニアならばどんどん採用しているようだ。名札にはトレーニーと書かれていた。
シニア女性はファストフード店舗でも多く見かける。駅の近くにある立ちそば店でもシニア女性が頑張って働いている。人手不足でシニアが若者の代わりに空いた職を満たしている。
70歳を越えて仕事をしたいシニアならば、年齢ごとに雇用状況が変わることを認識すべきである。60歳、65歳、70歳で雇用する側が雇用対象者を絞り込む。誰もが70歳過ぎまで働ける仕事はない。限られたシニアしか仕事は提供されない。仕事を続けたいシニアは、70歳過ぎまで働くために必要なスキルを身に付ける必要がある。
求められるスキルは、専門分野やITのスキルが多い。それは、匠の技術だ。または、長年の経験値が強みになる分野である。身近な事例では、特許の翻訳などがある。私の知人が技術系の特許事務所で翻訳の仕事をやっている。その仕事場では、定年がない。自分がもう働けないと感じたらその時が定年になるという。技術系であるので専門分野の知識や経験がないと翻訳が出来ない。年収は1000万円近いと聞いた。
新型コロナウイルスという感染症が2020年の世界を襲っている。中国、イタリア、スペイン、フランス、ドイツ、イラン、米国などの主要国は日本以上に新型コロナウイルスの感染者数が多い。日本は幸運にも現時点では爆発的な感染者数の増加がない。
どの国も感染者の急激な増加で医療崩壊になることを一番恐れている。イタリアは既に医療崩壊状態にある。イタリアの新型コロナウイルス感染状態ニュースを見ると日本もイタリアと同じ状態になるのではと不安に思う。イタリアの医療現場では、重症で人工呼吸器が必要な患者をトリアージで選択している。シニアよりも若者を優先しているためシニアの死傷者が自然に増加している。
65歳の私がイタリアで感染し重症になっていれば、助かる見込みはないかもしれない。自分の体力と免疫力と運で生き延びられるかどうかである。イタリアの状態はこれから日本にやってくると言われる医療崩壊の結果を見せつけている。
60歳以上のシニアは新型コロナウイルス感染から自分の身を守らねばならない。まずは日頃の生活パターンから感染リスク分析をしてみることだ。
カフェを仕事場として活用してい65歳のシニアである。ノマドワーカーとして11年が過ぎ去った。自宅では仕事をしていない。仕事は、カフェでやっている。14年間、色々なカフェを試した。ノマドワーカーとしてパソコンを長時間使う環境として残ったカフェがスターバックスである。
ただ、
どのスターバックス店でも良いというわけではない。仕事をする場所として不適なスターバックスも多いからだ。パソコンを使ってインターネットビジネスをする時、どうしても長時間椅子に座る事になる。長時間席を独占するのが気まずい店舗も多くある。
もし、
これからあなたが私のようなノマドワーカーの仕事をしようとするならば、こんな事に注意すべきである。
インターネットでなせる仕事であれば、会社に行って仕事をする必要がない時代になってきている。リクルートは全社員に働く場所を自由に選択できるようにした。自分の仕事を好きな場所で行って良いという制度を施行している。当然、私と同じノマドスタイルで仕事をするリクルート社員も増えてくる。
東京オリンピックや新型コロナウイルスで企業はリモートワークを推進せざるを得なくなった。大企業やIT企業などがあまり困難を伴わないで導入できるだろうが、中小企業はほとんど無理だ。資金も体制もも無い。
ただ、時代はリモートワークでの仕事を推し進めている。この流れは変わらない。その中でカフェで仕事をする会社員が増える。長時間と言わず短時間であれば、気分転換を含めてカフェは便利なワークプレイスになる。
高齢者向けの職業訓練サービスがあるかを探していたら、東京都で職業能力開発科目を無料で受けられるページを見つけた。神奈川県も探したが、どうもそのような高齢者向け職業能力訓練講座はなかった。年老いてもお金を稼がねば生きていけない老人が多い。
多くの職業訓練所でのコースは、若者向けだ。高齢者向けのコースがもっと開設されても良いのではと思っている。高齢者が働きたいと思った時に時代に合った知識と技術を学び直す必要がある。学んで仕事に就きたいシニア向けの職業訓練所があると労働生産が出来る人口が増える。
職業訓練を受けたいシニアは、ウエブで「職業能力開発校」検索をしてみると良い。
65歳を過ぎると誰もが仕事を探す上でぶつかる問題がある。年齢である。多くの会社は雇用延長で65歳まではお世話をしてくれるが、65歳以上は自分で探すことになる。その時、考えることはいつまで働き続けたいかである。
年金プラス他の収入の状態を何歳まで続けるかで老後の生活は変わる。70歳を過ぎても生活費を稼がねばならないシニアは何歳までを目標にして働き続ける必要があるかを知ることである。
年金だけでは生活が苦しいシニアは、働ける間に働けなくなった時に使うお金を貯める必要がある。それは自分の健康と体力との相談になる。70歳になったとき、自分の身体に聞いてみる。何歳までやる気と体力が持つかと。
私は自営業者であるので健康と身体が許す限りお金は稼げる可能性がある。今のビジネスモデルが今後10年以上も続けばという条件になる。気持ちは、死ぬまで働きたい。現実は、身体と健康との相談になる。
最終的に「身体が資本」である。
私は、1月に65歳からもらえる年金手続きをした。頂ける金額では、生活ができないことは分かっている。自営業をしているので年金からの収入はプラスになる。売り上げが落ちた月のリスクヘッジになるからだ。私と同じように年金を頂ける方は、年金+仕事で収益を得なければ生活は回らない。
国民年金だけで生活ができる人は少ないだろう。余裕ある生活をするには、あと月10万円の収入は欲しい!仕事を探す上で年齢は大きな壁になる。最終的には自営業をするしか方法はなくなる。出来るだけ早い時期に起業の真似事をして経験を得るのが肝心である。
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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida
Profile
Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.
シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。