昨日、東京ビックサイトで開催されたIT関連の展示会に1日中行っていた。数年ぶりであった。ほとんどのブースを見て最新状況を見てきた。その中で「シニアのおもてなしサービス」という訪日外国人専用の人材派遣サービスをしている民間シニア企業があった。
シニアを長期に雇用する法人企業がまだ少ない!
相鉄線の各駅にある売店を時々利用する。売店の店員は、なぜか、女性だ。それも、年配の女性が多い。さらに、まだ、男性が売店で仕事をしているのを見たことがない。
駅の近くに在住のシニア女性であれば、最適な仕事場では無いかと思わざるを得ない。
50歳代よりも60歳代の人が起業をしている。これはこれでプラスな社会の動きだろう。その背景には年金の受給が65歳になって定年退職をせざるを得なかった60歳の元会社員が大勢生まれたと言うことだろう。年金受給の65歳まで生活費を稼ぎたいのだが、60歳の人材を積極的雇用してくれる会社は少ない。
その結果、自分でビジネスを起こすというオプションに辿り着いた人が多い。私は51歳で起業した。今、64歳である。現役で自分の仕事をしている。
シニアが一人起業する時に考慮しておくべきことがある。
シニアと自覚している人は、毎年毎年、新しい人に会う機会を失っていく。何か自分でビジネスを展開している、または、会社勤めをしているならば、人と会い情報交換が出来るが家でじっとしている人はその機会を失っている。
定年退職、または、歳が邪魔になって再就職が出来ない50歳代の人は、どうしても一人ぼっちの世界に引きずり込まれる。生きた情報は、人と会う事で伝わる。一人ぼっちになると入って来る情報は一方通行の情報である。情報が会話で発展しない。
老後の生活を仕事で豊かにしたいシニアならば、積極的に人と会って会話が出来る環境に自分を置くことである。再就職を探すにしても、起業を考えているにしても、有益な情報は人と会話をしている時にひらめきとなって手に入る。会話がヒントになって再就職のアプローチが間違っていたことに気づいたり、探す分野がわかったりする。
無料体験サービスを使うと自動的に会員登録になる(年間3900円の会員費が自動請求される)!! これを回避するには、サービスを使ってから30日以内に会員登録を自分でキャンセルする必要がある。
シニアの方はこのことを理解してアマゾンを利用して下さい。騙されないように!
あなたにお勧めのウエブサービスがある。このサイトで自分の知的資産の棚卸しができる。人生60年以上生きてくれば、他人とは違った知的資産を知らず知らずのうちに築いている。会社で学んだ特定分野の知識、会社で教えられた社内付き合い術、人間の見方、人生で困った時の対処方法など。知らないうちに累積されている。
シニアの経験や知識をお金に換えるには自分が知的な財産を売る場所を見つけることである。
家内の友人がマレーシア、ペナンに仕事で駐在した。彼女から遊びに来ないかという誘いが前から合った。彼女のご主人は、私と同じソニー社員。私は、独立したが彼はまだソニーで働いている。
8月にクアランプールでJoomlaの国際会議が開催される。それに行くついでに友人たちと会う事になりそうだ。ペナンに行くか、クアランプールで会うかだがまだ分からない。これから調整する事になる。
マレーシアは初めて行く国になる。私は仕事でタイとインドネシアに出張した経験がある。夫婦では、2回ほどシンガポールに観光旅行をしている。マレーシアは、私達夫婦にとってまだ未知の国である。
会社から給与をもらって生活をしてきた人は、また、会社に勤めて給与をもらおうと動く。それが、自分の人生であるかのように。他人の会社にぶら下がりながら、嫌な仕事を生活費稼ぎにやる。定年退職後に上手く転職できたとしても契約社員で年次更新になる。65歳まで勤め上げてもその先はバラ色ではない。
65歳という年齢は、天国と地獄の境である。65歳のシニアを積極的に雇用してくれる会社がない。シニア人材を求めている会社の数が少ない。アルバイトやパートの仕事で満足できないシニアは、最終的にシニア起業しか選択がない。
シニアの起業で役に立つことは、過去に自分の力だけでお金を稼いだ経験である。
60歳を越えると年金を意識し始める。これからの人は、年金が本当に65歳から受給できるかどうか疑わしいと思っているはずだ。政府は、年金支払時期を70歳まで延ばそうとしている。年金の資金が足りなくなるからだ。
生活費の足しになる仕事を探すのだが、気に入った仕事が見つからない。見つかっても年齢制限で職を失うのが見えている。自分でお金を稼ぐことができないかを誰もが考え始める。
老後の生きがいを仕事に見出そうとするシニアが多い。自分でお金を稼げる仕事を作れればそれが生きがいになる。
65歳過ぎのシニアは生活困窮者にならないためにも時間を味方にした独自ビジネスを今から考えて実行した方が良いだろう。初期投資もあまり発生せずに自分のビジネスを行うには、インターネットを活用したビジネスが一番良い。
気軽に参入できるインターネットビジネスだが、それだけ競争が激しいのも事実である。
でも、シニアの強みを最大限に活用すれば時間を味方に出来る。シニアの強みとは何であろうか。
26 / 27
このページのシニアライター:Norito H.Yoshida
Profile
Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.
シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。