情報難民になりやすいシニア人材。新聞だけでは世の中の動きを把握できない。テレビやラジオ以外の世界で新しい流れと情報が拡散している。昔は、IT格差からくる情報格差があったが、今はつながるメディアによる格差が生まれている。若い人たちは、テレビやラジオよりもスマホの世界に閉じこもる。Line経由のコミュニケーションやFacebookによるつながりで入ってくる情報が多い。
社会に積極的に進出するシニアを増やすには、時代についていくシニア人材を増やす必要がある。シニア人材たちを情報難民にさせないトレーニングが社会に必要である。特にスマホやパソコンが社会生活に密接に組み込まれている。スマホやパソコン経由で情報発信や受信が当たり前のように行われている。
60歳以上のシニアはスマホやパソコンを若者と同じように駆使できていない。スマホが定期券、電子決済、クレジットカード、キャッシュカードになっていることも知らないシニアもいる。情報端末を理解して使えないと変化の激しい社会についていけない。基本的な情報端末ツールを使えないために働く機会を逃しているのがシニアである。
定年退職して起業でビジネスを始める。数年が経過すると自分の手で生活ができるという自信がつく。こうなるともう二度と会社組織で働きたいとは思えなくなる。数年の起業で失敗すると自営の怖さを知る。もう一度、会社で働きたくなる。会社にぶら下がった生活が如何に楽な生活であるかを再認識するからだ。
だが、年齢が65歳になると会社組織で仕事ができなくなる。年齢で雇用されなくなるからだ。
昨夜、アマゾンから待望のノートパソコンスタンドが届いた。早速、ダイニングテーブルで使ってみた。首を下げないで自然な角度を維持しながらノートパソコンの画面を見ることができた。このノートパソコンスタンドはNexstand、2,500円ぐらいで買える。自宅用とカフェ用に2つ購入した。
スタバのカフェで仕事をする時にいつも思うことは、テーブルと椅子の高さが悪いので首と肩を必要以上に疲れさせることである。椅子が高くてテーブルが低いと完全に猫背になり頭の重みが首と肩に伸し掛かる。
Nexstandは8段階で高さを調整できる。このおかげでどのカフェでもこれが重宝している。
通勤の途中でお化粧の上手い女性、純粋に顔が整っている女性、そして、笑顔が何とも言えないほど綺麗な女性に出会う。67歳のシニアだが、そんな美人を見つめていると笑顔で返してくれる美人がいる。そんな時は幸せな気分になる。
老人には笑顔が少ない。特にシニア男性には笑顔が見えない。シニア男性は積極的に街中を歩いている美人を見つめると良い。親切な美人は笑顔で接してくれる。誰もが笑顔を返してくれるというわけではないが、一部の美人は老人に笑顔を返してくれる。
笑顔が綺麗な女性は魅力的である。年齢に関わらず笑顔は幸せを呼ぶ。見つめている女性が笑顔を返してくれると自然と自分も笑顔になっている。シニア男性は笑顔になる回数が少ない。孫の可愛い顔を見ると自然と笑顔になる。それと同じことが大人にも起きれば素晴らしい。
笑顔を求めて街中で出会う美人さんたちを見つめてみよう。笑顔で見つめるだけで良い。それで見つめられた美人が笑顔を返すかどうかを調査する。私の予想では笑顔を返してくれる美人は10人に1人ぐらいでは。
今の健康寿命がシニア男性で72歳、女性で75歳。一部のシニアは70歳を過ぎてから体に健康障害が起きて普通の生活が困難になる。普通の生活が出来なくなると不自由な生活になり、余生を楽しむことが難しくなる。60歳代は若いと言われるが、70歳代になると健康面で個人差が大きくなる。
70歳を過ぎると健康、お金、生きがいを考えさせられるようになる。仕事が見つからず暇な日常生活になり、経済的な余裕も少なくなる。それに健康障害が発症する。老化現象が体力の低下として足腰に出る。70歳代を上手く生き延びたシニアは幸せかもしれない。80歳を過ぎればいつ死んでも良い気持ちになる。十分人生を生きたと言える年齢になる。
70歳代のシニアのキーワードは「健康」である。健康を維持できないとお金を使う、稼ぐ、貯める楽しみを激減させる。それに伴って生きがいも薄れてくる。普通の生活の中に幸せがあることを認識させられる。
お金と生きがいは「健康」であるという大前提で意味を持つ。老人の挨拶はいつも「お元気ですか。体の調子はどうですか。」である。お金は、生きがいはという言葉は出てこない。
定年退職後の自分はこの絵にある一人の人間である。
皆と同じ道を歩むのか、自分一人の道を歩むのか。自分一人の人生はないものから何かを作り出す世界である。あなたのこれまでの会社人生は皆と同じ道を歩む会社員の人生であった。これからも同じ道を歩いて行くべきか、自分独自の人生の道を歩むべきかが問われる。
定年退職の年齢が2022年4月から65歳になった。無事に65歳まで勤め上げた方は年金をもらえる年齢になり、これからの人生をどうするかを決める必要がある。65歳はまだ若い。年金をもらいながら働けるうちに働きたいと思っているシニアは多い。
同じ時期に定年退職した知人が何をしているか気になる。再就職した人、パートやアルバイトをしている人、自宅で趣味に没頭している人、夫婦で旅行三昧をしている人など人それぞれである。多くのシニアは以前の会社員生活の延長線を探すのだが、社会は65歳という年齢で壁を作ってしまう。
自分が求める働き方が難しい現実を知ることになる。若い頃のように会社に就職すれば安心、安泰と思う年齢ではなくなった。社会は自分一人で残りの人生を有意義に過ごすべしと言っている。
65歳まで元の会社で働き続ける事が出来る人は、65歳からの生活設計を今から考えておく必要がある。子供がいるならば、そろそろ結婚だ。女の子ならば、第一子が生まれるかもしれない。子供たちは大人になり、私たちから離れていく。65歳からは本当に第二の人生が始まる。自分で老後の生活設計を作らねばならない。
65歳になると困ることが分かっている。働きたい人は仕事だ。仕事を探すが見つからない。自宅でウロウロしていると家内から外に行ってと言われる。自分の居場所探しが始まる。65歳からの生活設計は、自分の老後の生活を決める。
最近、家内に馬鹿にされてしまった。ちょっとした計算が遅いという。かけ算、割り算で暗算が遅いという。奥さんたちは、毎日スーパーマーケットに出かけて食料や日常品を買っている。そのとき、頭の中で予算内で収まるかを計算している。いつも頭を使って計算する習慣が何十年と続いている。
そんなシニアの奥さん方だが、若者たちが使っているツール(スマホ、インターネット、パソコン、ドローン、電子マネー、アプリなど)は苦手で使えていない。新しいツールを日常生活で使っていないためである。若者たちはキャッスレスの生活を送っている。スマホの中にクレジットカードや電子マネーアプリを入れて使っている。
シニアは現金主義で手でさわれるキャッシュでないと安心できない。先日、夫婦で下北沢駅近くにできた新しいスポット「ミカン下北」に行ってランチをした。ベトナム料理店でフォーを食べたのだが、テーブルにメニューが置いてない。その代わりにQRコードが印刷されたシートがあった。
スマホでQRコードを読み取らないとメニューページで注文ができない仕組みになっている。食事が終わり、支払いをしようとしたが支払い機の前でQRコードをかざす必要があった。店員との接触はなく、すべて機械で完結する。
スマホを持っていないシニアやQRコードの知識がないシニアはこのベトナム料理店では食事ができない。若者たちは問題なく普通にスマホを使って料理を注文し、支払いを済ませていた。時代の流れと変化は思っている以上に速い。
あなたを見て老人と言われたことがあるだろうか。
老人って俺のことか?一瞬、自分のことでは無いと思い周りを見渡す。周りには老人に該当する人はいない。この時始めて私のことを言われているのが分かる。
67歳である。心と体は、まだ、36歳である。毎日、風呂場にある体重計がそう言っている。ただ、鏡だけがおまえは67歳の老人だと。
経営者が集まる月1回の勉強会がある。IT関連の仕事をしているのは私だけであるので会員(平均年齢70歳代)がパソコンについて聞いてくる。今まで使っていたパソコンが古くなったり、壊れたり、おかしくなったりして買い換えたいという。人によって同じメーカーのパソコンを好んだりするのだが、どのメーカーを選んでもパソコンを買うときに注意すべき事がある。
パソコンには2つの寿命がある。OSの寿命とハードウェアの寿命である。10年以上故障がなく使えているパソコンでもOSの寿命か、ハードウェアの寿命のどちらかで問題が起きる。シニアがパソコンを買うと壊れるまで使う傾向が強い。パソコンは家電製品と違って野菜のように腐ることを知ってほしい。
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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida
Profile
Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.
シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。