ブラッド・バード監督作SFアドベンチャー映画『トゥモローランド』の映画にアテナ役で出演しているラフィー・キャシディ(Raffey Cassidy c.)に不思議な魅力を感じた。役にぴったりな15歳の女優である。
この映画では、地球の未来を明るい夢を持って実現させるという諦めない精神にフォーカスしている。私たちの日常生活を見ても諦めてしますケースが多い。自分が描いた夢を諦めない! そんな人生が送れるという希望を見させてくれる。
人それぞれの夢がある。諦めないで追い求め続ける人は夢を実現させている。夢の大きさは関係ない。自分が求めていることが実現するか、しないかである。「星に願いを」という歌がある。ディズニー映画「ピノキオ」の主題歌である。
"When you wish upon a star
Makes no difference who you are
Anything your heart desires
Will come to you"
老いても実現させたい夢があるならば、決して諦めないで追い求めることである。夢追い人で人生を終わるのも良いではないか。
定年退職後の生活設計で戸惑っているシニアが多い。自分の居場所が自宅に無く、外出先で探そうとするが都合の良い場所が見当たらない。カフェでコーヒーを飲んでも、飲み終わったら何があるのか。何もない。周りには、同じようなシニアが暇そうに新聞を読んだり、文庫本を読んだり、スマホで遊んでいたりしている。
独りぼっちで時間を潰しているシニア男性が多い。暇が有り過ぎて暇に押し潰される日々を過ごしているシニアたちだ。何かに没頭できる趣味があれば、気晴らしになる。現役時代は、仕事が生活のコア時間を占めていた。自分で起業できれば良いのだが、そこまでやる勇気も情熱も無いシニア。
定年退職後の生活設計は、働いている時よりも大変なのだ。
ランチ時間帯に横浜西口地下街を歩く。今日は暑いので多くの歩行者たちで賑わっていた。高齢者の女性が多く歩いているのが目立つ。シニア男性も見かけるのだが、シニア男性の洋服に違いを覚える。
スーツとネクタイ、革靴姿のシニア男性は目的を持ってはつらつと歩いている。カジュアルな洋服姿のシニア男性はブラブラ歩きである。この違いは誰が見ても明らかである。私は仕事をしているシニアであるが、ネクタイとスーツ、革靴のビジネスマンスタイルで仕事をしていない。
でも、目的を持った歩き方をしている。仕事場に向かう歩き方である。暇を潰すシニアは無目的に歩くので自ずと歩き方に違いが出る。
目的がない生活はシニアの服装や歩き方に出てくる。
足を鍛えるためにシニアが夜歩くのを見かける。実は自動車が通る夜道を歩くのはとても危険である。ドライバーは道の右左をよく見ないで運転している。車のライトが夜歩いている高齢者を照らして始めて気がつく。
こんな時に遠くから誰かが道の両脇を歩いているというサインがあれば、ドライバーは事前に気が付き速度を落とす事が出来る。歩行者が歩いているということがショートビームのライトではすぐに分からない。突然、道路の脇を歩いている高齢者を見つけることになる。タイミングを間違えれば後方から高齢者を跳ねることになる。
夜散歩する高齢者は後方から来る自動車にはねられる危険に気がついていない!昼間であれば自動車ドライバーが散歩している高齢者を事前に認識できる。夜間はショートビームのライトで運転していると突然目の前に歩いている高齢者に直面する。このリスクを回避する方法がある。
湯河原温泉で一泊後、横浜への帰り道に一夜城ヨロイヅカファームに立ち寄った。小田原市早川にある。甘いものが食べたかったので家内と一緒にCafeに入り、ケーキセット(1000円)を頼んだ。コーヒーもケーキも本当に美味しかった。
私達夫婦は、年に2回、3回のドライブ旅行に出かける。夫婦で一緒に楽しめる時間を大切にしている。60歳を過ぎると老後に一緒に楽しめる時間が少なくなる。老後の時間とお金には賞味期限があるので60歳代の時にお金と時間を有効に使っている。
7年前の4月中旬に夫婦で仕事兼観光の旅行をした。行き先は、Washington, D.C.とSan Diegoである。San DiegoでiHOPと言うホットケーキチェーン店でホットケーキを食べる予定でいたが、出来なかった。
米国旅行の楽しみは日本では味わえない料理である。San Diegoでは、Holiday Inn Expressのホテルに宿泊した。朝食付きである。そこで始めて味わったのは、トルコソーセージ。鰯のすり身のような色をしたフラットのソーセージであった。味はもちろんソーセージの味である。
夫婦で楽しむ海外旅行は私達シニアにとっては幸せそのものを楽しむモーメントであった。今はコロナ感染で思うように海外旅行に出かけられない。シニアにとって旅行がナンバーワンの余生の楽しみ方になっている。最近は夫婦で県民割を活用した1泊2日のドライブ旅行に出かけている。月に1回は夫婦で近隣県の観光地を1泊2日のドライブ旅行で巡っている。
非日常の生活を楽しめる旅行はシニアに楽しみと喜びを与える。
一般の人が老人を見ると不思議な事に気が付く。個人差はあるが、肉食から和食、粗食に向かう。横断歩道があるのに目の前の道路を渡る、道路の脇を歩かない、声が大きくなる、エスカレーターの前で立ち止まる、暑いはずなのに厚着を着ているなどなど。
普通の生活をしている人間の目で見て違和感を覚える行動や言動が老人にある。老人が住む世界は普通の人が住む世界と違う。肉体が壊れ始め、自由に操れなくなる。五感機能も衰えて生活する上で不自由を感じ始める。特に視覚、聴覚、バランス感覚などの衰えが顕著に体に現れる。
感覚として、今まで普通に出来ていたことが突然出来なくなる。歳を取ると自分が徐々に変わって行く。
51歳の時に起業をした。それから早16年が経過した。自営業として生活は成り立っている。61歳の時に厚生年金と企業年金の支給が始まった。年金の有難みを感じた。過去に積み立てていた年金(給与から強制引き落とし)がやっと自分の懐に戻ってきた感じだ。
自営業の収益を第一の収入源として考えると年金収益は、第2の収入源だ。今、第3と第4の収入源を構築している。安定した生活をするには、定期的に懐に入ってくる収入源が沢山あったほうが良いからだ。老後の生活は、待ちの生活ではなく、開拓して行く生活である。
100歳まで生きると仮定して67歳になった今年、ビジネスに生きがいを求めている。
Google Homeが我が家にある。家内と私でGoogle Homeを試している。Google Homeを使うには初期設定や設定変更にスマホが必要になる。スマホでGoogle Homeのアプリをダウンロードしてセットアップをすることになる。私のアンドロイドスマホで初期設定をして自分の声を登録した。これで私にカスタマイズされた情報(通勤所要時間やその日の予定、お気に入りの音楽など)のデータがGoogle A.I.に蓄積されてGoogle Homeから私用の情報が返ってくる。
Google Homeは基本的に誰でも利用できる。ゲストモードが基本で「OK Google」または、「ねえ~グーグル」と声掛けすれば、答えてくれる。違う点は、声を登録していない場合は、声の主の情報がA.I.にインプットできない事だ。
最大6人までユーザー登録が出来る。但し、ユーザーはGoogleアカウントを持っている必要がある。Gmailアドレスを持っていれば、それがアカウントになる。最初に期待したことはGoogle Homeは人工知能で自由に会話ができる端末であると。現実は”音声で操作できるAIスピーカー”でしか無いということ。
期待外れのGoogleホームであったが、買ったからにはプラスになるように使わなければ損である。私なりにGoogle Homeを使いこなしている。要は自分にとって役に立てば良いだけである。
情報難民になりやすいシニア人材。新聞だけでは世の中の動きを把握できない。テレビやラジオ以外の世界で新しい流れと情報が拡散している。昔は、IT格差からくる情報格差があったが、今はつながるメディアによる格差が生まれている。若い人たちは、テレビやラジオよりもスマホの世界に閉じこもる。Line経由のコミュニケーションやFacebookによるつながりで入ってくる情報が多い。
社会に積極的に進出するシニアを増やすには、時代についていくシニア人材を増やす必要がある。シニア人材たちを情報難民にさせないトレーニングが社会に必要である。特にスマホやパソコンが社会生活に密接に組み込まれている。スマホやパソコン経由で情報発信や受信が当たり前のように行われている。
60歳以上のシニアはスマホやパソコンを若者と同じように駆使できていない。スマホが定期券、電子決済、クレジットカード、キャッシュカードになっていることも知らないシニアもいる。情報端末を理解して使えないと変化の激しい社会についていけない。基本的な情報端末ツールを使えないために働く機会を逃しているのがシニアである。
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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida
Profile
Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.
シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。