人生100年と呼ばれる時代になった。100歳以上の人口が6万5000人以上いる。私の義父は96歳。100歳まで生きても不思議でない元気さがある。既に介護付き老人ホームに入居している。彼は老人であり、高齢者であるがシニアではない。シニアという言葉には社会で活発に活動している60歳以上の人を指している感じがあるからだ。
66歳の私は年金をもらいながら個人事業主として仕事をしている。風貌は老人のような印象を与えるが体力、体格、健康面で中高年以上の若さがある。そんな私は前期高齢者としてラベルが貼られている。社会とのつながりが切れていないで生産的な仕事をしている前期高齢者であるが、呼び名はシニアにしてもらいたい。
60歳を過ぎれば、誰でも老いを感じ始める。精神年齢は若いが肉体年齢は年相応に老化する。自分はまだ若いと思っているのに周りからは老人、高齢者と言われると違和感を覚える人が多い。
60歳を過ぎると自分の体に老化現象が訪れる。心は今も若いと思いこんでいるが、体は老化して来ている。歳を追うごとに老化が体に表面化してくる。シニアは若さを取り戻したいと強く思い始める。個人差はあるが、体の若さは体の健康に通じる。
若さと健康な体を取り戻すには体のリハビリが必要になる。多くのシニアが70歳を過ぎる頃に足の筋肉が失われて行っている事に気が付き始める。私が通うスポーツジムには65歳を過ぎたシニアが大勢通っている。60歳台のシニアは健康意識が強く、カラダを鍛えることに時間とお金を投資している。
今年66歳になった私も昨年の7月から筋トレ目的でゴールドジムに通い始めた。髪の毛や顔は老化を隠せないが、筋肉がある体格は老化を逆に若返らせる。若くなりたいならば、男女ともに筋トレを始めるべきである。筋肉は年齢に関係なく鍛えれば必ず答えてくれる。
70歳代に入る前に筋トレを始めると足腰の老化は防げる。足の筋肉は散歩するだけでは鍛えられない。1日1万歩歩き続けても筋肉は増えていかない。筋肉を増やすには普通以上の負荷を筋肉に与え続ける運動を続ける必要がある。筋肉が増えてくると成長ホルモンの分泌が増加する。新陳代謝の量も増える。その結果、体が若々しくなる。
筋肉を鍛えるとアンチエイジング効果が現れる。ただし、筋トレを最低でも1年以上定期的に続ける必要がある。同時にタンパク質の多い食事が伴わないと筋肉は増えていかない。
シニアは年齢とともに精神的にも肉体的にも弱くなる。伴侶を失う人も多い。経済的に困窮する人も増える。身体的に不自由になる人も増加する。個人差はあるが、年齢を重ねるに従い周りの人からの助けを得られないと生きていけなくなる。
ある焼き鳥屋でこんなパンフレットが張られていた。
定年退職後に人生の目標を見失う元会社員が多い。今までの人生は、会社組織内での活動に集約されていた人が多いはず。生活は会社中心に動いていた。1日の時間の大部分が会社での仕事で終わっていた。そんな生活から解き放たれて自由時間でいっぱいの定年を迎えて何をしたら良いかわからないシニアが多い。
自分の人生の目的は何か?何をすれば残りの人生を楽しめるのか?会社人間であればあるほど悩みは根深い。
会社を卒業してもその先が分かっていない。社畜化された生活習慣を直ぐに変えるのは大変である。時間をかけて新しいの人生に向かって新しい生活のリズムを作る必要が有る。
定年退職後に誰もが思うことはお金と健康である。老化現象で75歳を過ぎれば働きたくても働けない体になる。収入がなくなれば年金だけになり経済的な余裕がなくなる。
余生を楽しむにはお金と健康が基本要素になる。それに新しい人生の楽しみ方が生まれれば、生きがいも生まれてくる。余生を楽しむには何をすれば良いのか。暇な時間をどう使ったら良いのか。
ブログを書き続けるのは大変である。長年書き続けていると記事のテーマが頭に浮かんで来なくなる。そんな時が来ないようにあんな事を書いたら面白いとか、こんな事を書いたら為になるとかというアイデアをメモしている。
アイデアは直ぐに消えてしまうのでメモ帳に書き出してしまう。直ぐにメモ書きが出来るように手のひらサイズのメモ帳を探した。ノートのように書いたことを残して置く必要はないのでメモ帳は安いものを探した。100円ショップとファミリーマートで販売しているメモ帳を見て比較して気がついた。
使いやすいメモ帳は書き易くなければ意味がない。ボールペンで書いてみて文字がしっかりと書き残せるのかどうか。品質が悪い紙はなぜかボールペンのインクが移り難い。
66歳、起業歴15年のシニア男性である。もし私が就活生ならば、どんな人生を模索するか参考までに書いておきたい。もう、ここに書いたことを実行できない年齢になっているので夢でしか無いが読んだ若者に参考になるのではと思う。
私の人生は、「夢追い人」の人生である。最初から起業したいという気持ちはなかった。起業という言葉自体も頭になかった。さらに、起業できるという自信もなかった。
だが、人生は奇異なものである。51歳の時に起業して15年間が過ぎ、生涯現役でビジネスを続けようとしている自分がいる。健康で元気な体があれば、何歳になっても夢を追うことが出来る。若者とシニアの違いは夢を追うために与えられた時間である。
70歳のシニアが自分の夢を追うために起業しても試行錯誤が出来る年数は10年ぐらい。20歳代の若者ならば、30年以上時間的余裕がある。就活生は希望の会社に入社できれば安泰と考えるが、60歳を過ぎた頃の生活や仕事について何も考えていない。
本当の人生は会社生活から離れてから始まる。自分ひとりでどう自活して行くかである。他人の会社に頼れない年令になった時、本当の人生が始まる。私は起業という選択をとった。最終的に起業したければ、こんなキャリアを経験してみてはどうか。
"Miracle on 6 train"というタイトルで2013年にアップされたYouTube動画がある。貧しい黒人の女性がニューヨークの地下鉄の電車の中でバラの花を販売していた。お客の男性が、そのバラ1本いくらと?聞いていた。女性は1本1ドル、15本買えば14ドルでいいよと答えていた。その時、この若い男性は、思わぬ行動に出た。貧しい黒人の女性は、聞いた言葉を信じられなかった。
この動画を見た私も途中で目頭が熱くなり涙が出てくるほど感動した。いつか、私もこんなことをやってみたいと思わざるを得なかった!
介護費用の支払いで本人の代理としてお金を引き出す手続きを銀行窓口でしたのだが、面倒な手続きをしないとお金が引き出せないことがわかった。銀行側は、本人が引き出し手続きをしていただけないとだめだという。介護ベッド状態にいる本人は、銀行まで歩けない。その状況を説明しても代理人ではお金が引き出せない。
高齢者の住宅が多い地域であるためとオレオレ詐欺事件の影響で多額のお金の引き出しに銀行は過剰反応している。高齢者は、銀行から簡単な手続きでお金が引き出せるよう準備しておいたほうが良い。
私は気分がすぐれない時、天気であれば出来るだけ外でランチをする。特に今日のような青空で気温が18度ぐらいになる日は、お弁当を買って外で食べないともったいない。
精神的に落ち込んでいるシニアは出来るだけ自然に触れた環境でランチを取るべき。その理由は自然が病んだ心を癒やすから。
私達夫婦は週末天気が良い日に必ずお弁当を買って公園に出かける。午前11時頃自宅を出てお昼ごろに目的地の公園に到着する。公園を散歩しながら、ランチをする場所を探す。ランチが終われば、公園をくまなく歩き回る。歩きながら頭に浮かんだ取止めもないことを口に出す。
青空で気温がちょうど良い日であると外で自然そのものを味わえる。気分を変えるには外に出て自然を満喫できる場所に行くことである。
会社を卒業する会社員たちが増えている。定年退職とリストラで会社を去らざるを得ない人たちだ。働き慣れた会社を離れるのは嫌な事だが、神はあなたに新しい道を用意している。今の会社では幸せを掴めないと神は言っている。
過去を愛おしく思うよりも未来を希望で満たす方が面白い。会社員は、60歳、65歳を節目に皆会社を去る事になる。この事実は当分の間変わらない。仮に70歳まで同じ会社で働けてもその後はどうするのか。一人になって何をするのか。
時間の問題で誰もが新しい道を歩み始める。たまたま、あなたは定年退職やリストラでその時期が早まっただけ。直面する現実は皆同じ。だから、悩む必要は無い。あなただけが会社を去るのではなく従業員は全て会社という組織を年齢で去る。それが早いか、遅いかの違いでしかない。
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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida
Profile
Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.
シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。