金沢に夫婦二人で旅行をした。JTBで新幹線とホテルのパックを3か月前に予約した。お陰で費用が全部で8万5000円前後であった。ホテルは、金沢駅東口前にあるホテル金沢である。観光スポットに行くためのバスターミナル前であるので非常に便利であった。
多くの観光客や家族連れで駅はいっぱいであった。ホテルのロビーも海外からのお客さんたちであふれていた。今回の北陸旅行は、私たち夫婦にとって初めての北陸旅行であった。次回は、自家用車で北陸まで行って能登半島周辺をドライブ旅行しようと考えている。
金沢市内は、観光スポットでいっぱいであった。足を鍛えるならば、金沢市内にある沢山の観光スポットを歩いて訪問することだ。秋の季節は、それが出来る。
金沢駅
60歳になったときに人生の大きな節目を迎える。社会は、還暦を迎えた人を別の目で見始める。お仕事、ご苦労さまでしたと。定年退職で組織から解き放されて自由に自分の人生を送る機会が与えられる。表向きはそうなんだけれど・・・と戸惑うシニアが多い。
会社員で人生を過ごして来た人は、ところ天のように会社から押し出される。新卒の新入社員が会社で働き始めると同時に古株の社員が会社から定年退職で押し出される。
リストラや独立で一足先に自由な世界を泳ぎ回っているシニアは、60歳を迎えてどう感じるか。定年退職した会社員と同じ感じ方をするだろうか。
NHKドキュメント72時間「海が見える老人ホーム」の番組を見て自分の老後を考えた。この番組で紹介された巨大老人ホームは、油壷エデンの園という老人ホームである。運営事業者は、社会福祉法人 聖隷福祉事業団である。介護付き有料老人ホームの中では大規模な施設になる。驚いたのは、共同墓地まで用意されている事だ。
私も海が見える老人ホームで余生を楽しめるかどうか、月の利用料金と入居一時金がどれほどかを探してみた。
65歳を過ぎた高齢者が生活費を稼ぐ以外に自分の人生という時間を使う目的が見えているのだろうか。仕事をしている私も時々仕事以外の生きがいは何だろうかと考える。子供を育て終わったあとは、 私も家内も自分たちがやりたいことをやっている。今は、家内の両親の介護という大仕事が入ってきているが、それが終わったあとはどうなるのだろうかと。
楽しみながら生活費や小遣い稼ぎをするのであれば、それが生きがいになるかもしれない。それが出来ているシニアは幸せだ。
年寄りになって働く機会もなくなり何をしたら良いか迷い始めるときがある。他界する前に何か社会や地域に貢献できることはないかを探す人が多い。自己満足の世界かもしれないが、冥途の土産に何か世のため人のためにしたいという気持ちになる。
自宅に帰る途中にある掲示板にこんな張り紙が貼ってあった・・・
最近知った話だが、「ジャパンポンポン」というチアリーディングチームが日本にある。チアリーダーは、設立者である滝野 文恵さん(84歳)。チームに入る条件は「55歳以上であること」と「自称・容姿端麗であること」の二つだ。実際にどのようなチアリーディングをしているか見て頂いたほうが実感が沸く。下記のYouTube動画を見て下さい。
91歳の義父を見て歳を追う毎に少しづつ言動や行動が危なくなってきていると感じる。以前話した事が記憶に残っている時といない時がある。「もうろく」という言葉がある。意味は、老いぼれる事だ。普通の91歳のおじいさんにしては、頭はしっかりしているが記憶力が徐々に短くなってきている。
認知症という病気ではないが、老化から来る自然現象であると思う。もし、以前大事な話をした事が記憶から消えてなくなったら、また同じことを話して納得してもらう事になる。「もうろく」してくると周りの人が同じ事を繰り返して事を成さねばならなくなる。それが面倒だ。
私の仕事場は、スターバックスである。そのため、多くの女子大生店員と知り合いになる。スターバックスでインターネットの仕事をしている。スターバックスに勤務しているわけではない。スターバックスの場所を仕事場にしているだけだ。
私はいつもブラックコーヒーだ。「ホット、ショート、ドリップコーヒー」と言って注文する。これだけでは、注文受付店員に顔を覚えてもらえない。
私を含め多くの日本人は、世間で言われているイメージの生活が一番良いと考えているように見える。日本人は、隣り百姓的な教育を受けているためだ。隣人と友達と類似な世界に入っていないと不安になる。その傾向は、定年退職後も続く。
米国で生活をした経験がある私は、そんな日本人独特の生活感に違和感を覚えた。帰国後数年だが。次第に日本の社会の価値観に侵されて行った。
自分が一番幸せと感じるライフスタイルを追求する!
60歳を過ぎると離婚する夫婦が多い。定年退職離婚だ。健康寿命が伸びるとシングルのシニアが増えてくる。これは避けられない。人間の運命はわからないからだ。伴侶が不幸にも先に他界したとき、一人で生きていかねばならない。男性、女性ともに抱える問題は孤独だ。
定年退職離婚と伴侶の他界で元気なシニアがシングルライフを始めるが、孤独とどう戦うかだ。1日に会話をする機会が激減する。会話のない生活は、寂しい。何か心に隙間風が吹いているような感じになる。
孤独を和らげるには、新しい人生のパートナーを見つけることだ。
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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida
Profile
Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.
シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。