年老いて来ると口に入れる物を意識し始める。この10年間余り甘いものを避けている。コーヒーはブラック。ケーキなどは特別なイベントの時しか食べない。甘い飲料水も飲まないでお茶にしている。毎日、ビタミンB1, B2などエスファイトゴールドを飲んでいる。健康食品は効果を体感した物だけにしている。出来るだけ必要なビタミン類を食べ物から取るようにしている。
加齢から来る食べる物への変化に気づく。肉よりも魚。野菜を意識して沢山食べる。野菜サラダも毎夕食に食べている。栄養素のバランスを家内が考えてくれているのだが、3度の食事でどうしても不足しがちなビタミンやミネラル類(亜鉛、鉄分、マグネシウム、カルシウム)は、意識して取らないとダメなようだ。
食欲があるシニアと粗食のシニアでは70歳代以降にその影響が体に出てくる。口に入れる物が少ないと取得カロリー量も少なくなる。それがその人の生命エネルギーに影響する。活発に体を動かして活動しているシニアは食欲がある。粗食では食欲を満たせないからである。
もし、食事が粗食になりがちならば一度栄養士に自分が食べている3度の食事について分析してもらうことである。
50歳代の時、腰痛、腰痛運動という言葉を聞いてもピンとこなかった。60歳になった時、突然、腰痛というモノを体で感じ始めた。朝起きた時に腰がなぜか痛い!
近くのスポーツセンターに以前から通っているが、掲示板に「腰痛運動のご案内」と書かれていてなんなんだろうかと思っていた。突然、腰痛を味わうとこれを治したいという事になる。老い始めると腰痛になるのかと気付く。老化現象は還暦を過ぎた頃に自覚できるような体の変化を発見する。
老いからくる体の変化は足から来る。歩く速度が遅くなったとか、歩幅が狭くなったとか、体が疲れて歩き続けられなくなったとか。足の筋肉は体の70%の筋肉量になる。この筋肉の量が失われて行くと歩行障害が起きる。意識して足の筋肉を鍛えないと毎年1%づつ足の筋肉が失われていく。
筋肉は普通以上の負荷を与え続けるとその負荷に耐えられるように筋肉を増やして適応する。年齢に関係なく筋肉は鍛えると増えて行く。多くのシニアは毎日散歩をしていれば、歩行障害にならないだろうと考えている。現実はちょっと問題を先延ばしするぐらいの効果しかない。散歩では失われて行く筋肉のスピードに追いつけない。その事実を知らないシニアが多い。
80歳前後のシニアが歩いている。突然、道路を渡ろうとする。歩道から離れて道路の脇まで出て信号機を見ようともしない。よろよろと道路を渡り始める。自動車は、急ブレーキをかける。ご本人は、そんな事などを何も気にしていない様子である。私の目には、常識外れの老人としか見えない。
歩道があるのに歩道を歩かない。道路を歩き出す。普通の人ならば、こんな事をしないはず。信号機と横断歩道が近くにあるのにそれを交通ルールに従って利用しない。こんな状況を何度も目撃している。常識を疑う老人の行動に驚くしかない。
歳を取ると警戒心が強くなるのだろうか。新しいお付き合いが表面的なあいさつや会話程度で終わる場合が多い。友達がほしいのだが、深く一歩入ったお付き合いが出来ない。そんなシニアの心理が歳を取ると分かってくる。シニアになると新しい友達が作り難い。社交性があるシニアならば、そんな問題はないかもしれない。
だが、多くのシニアは相手のプライベートな人生に敢えて入り込まないでいる。シニア男性たちはシニア女性と違っておしゃべりがなくても生きていける。シニア女性は何故か気楽に話しかけられる本能があるように見える。隣りに座ったら幼い頃の友達であるかのようにおしゃべりに夢中になっている。
シニア男性はとても同じことが出来ない。ただ、黙っている。どちらかがアクションを取らない限り、沈黙だけが続く。
Pokemon GOのスマホゲームが世界中を騒がしている。スマホを持っている人ならば無料で誰でもが楽しめる。シニアも例外ではない。iOSのiPhoneやAndroid OSのスマホでPokemonのアプリをダウンロードして登録すれば直ぐにでも始められる。このゲームは、子供向けだけではない。大人でも老人でも誰でもが楽しめる仕組みになっている。
特に、自宅に居がちなシニアに色々なメリットを与えてくれる。
66歳の私、私は何歳まで生きられるのかを不安に思う時がある。70歳代、80歳代の高齢者はもっと自分の寿命について不安に思っているにちがいない。運命はどうなるかわからないからだ。
「ゴルゴ13」の劇作家、さいとう・たかお氏がすい臓がんで他界した。84歳。そんなニュースが今日飛び込んできた。「ゴルゴ13」の生みの親が死んでしまい、ビックコミック連載の「ゴルゴ13」はどうなるのかと心配する。
昨日まで元気に会話していた人が今日この世に生存しなくなる。自然死もあり、事故死もある。そんな分からない世界で結果として長生きが出来る人は生きている間に神から贈られた長寿というギフトを思う存分に楽しむべきである。66歳になってまだ若いという感覚はあるが、子どもたちのように元気よく動き回れるわけではない。それ故、今の体と健康で残りの人生を楽しみたい!
老人になると筋力の低下と筋肉量の損失が目立ち始める。体の容貌、足の動き、姿勢、呼吸力など誰が見ても筋力の低下からくる老人の特徴が見える。60歳までは、筋肉はそれほど衰えない。60歳過ぎから気づかない内に急激に筋肉が衰えて行く。男女ともにそうなる。70歳代になって筋肉の衰えで足や体の動きに負担を覚える人が多くなる。
普通の生活が出来る身体を維持できなくなるのが老化である。健康で居られる寿命を伸ばすには体を自由に動かせる筋肉を維持できないと始まらない。筋力の低下と筋肉量の損失は体の動きを不自由にする。70歳を過ぎたときにことの重大さを肌で感じ始める。
筋力の維持と筋肉量の増加は老後の生活で意識して対処する課題になる。シニアは老後の生活の変化(体を活発に動かさない)で体の筋肉を気が付かないうちに失う運命がある。フレイルの状態に成ったら棺桶に足を突っ込んでいる一歩手前の体になる。
体が老化して行っていることを感じる時がある。週2回スポーツセンターのジムで筋トレをしていても老化は確実に体の中で進んでいる。夜寝る時にベッドに入るのだが、眠りに付けないなあと思っているうちに寝てしまっている。前は直ぐに眠る事が出来たのだが。右の目が白内障になってきた。左の目で見る景色の明るさと右の目で見る明るさで違いがある。右目は曇り空のような見え方をしている。
緑内障の治療で半年に一度眼科に通っている。医者は、右目が年齢に沿った白内障の症状があると言ってくれた。その時は、今のような症状を意識できなかった。そう言われて1年後の今、白内障が進んでいるのが分かる。白内障は、人口水晶レンズに換えれば今よりもはっきりものが見えるようになる。その意味では、白内障は怖くない。
怖いのは、五感の機能低下と未経験の病気である。
若い人たちは、自分たちがいずれ老人になると言うことを強く意識していない。私を含めて老いてくるとそれを意識し始める。多分、誰もがそうだろう。今、私が直面していることは、今の若者たちがいずれ直面することである。
老いは誰にでも訪れる。20歳代、30歳代の息子たち世代の若者は会社を卒業して社会に自分の居場所を失った65歳過ぎのシニアの生活を知らない。若いうちに60歳過ぎのシニアがどのような問題に直面するかを認識して対応策を考えるべきである。
65歳を過ぎると人生は下り坂。イノベーションで社会の仕組みがどんどん進んでいく。キャッシュレス決済が当たり前と思っている若者の世界にシニアは入っていけない。クレジットカードの使い方でもインターネットで使用明細情報を見ることになる。パソコンやスマホの使い方に熟していないとウエブ明細書なんて見れない。
時代に付いて行く事ができないシニアが増えている。そんな事実を若者たちは気にもしない。老人の世界に住んでいないからだ。でも、いづれ誰もが老人に成っていく。
座骨神経痛という言葉を老人たちがしきりに言っていたことを思い出した。多くのケースは、椎間板ヘルニアから発生する場合が多いという。加齢から来る椎間板ヘルニアなのだろうか。左の腰から左足膝まである角度で動くとしびれを感じる。座って立つ時にもしびれを感じる。夜寝返りをする時にもちょっと痛いしびれを感じる。
最近、また、腰痛で苦しむ。前回の椎間板ヘルニアは幸運にも3ヶ月ぐらいで自然治癒した。今回は、ある角度で前屈したり、反ったりするすると両足付け根外側の筋肉に鈍いズンとした痛みが走る。この現象が発症して2ヶ月が経過した。現在は、時々、両足付け根外側の筋肉に鋭い痛みが瞬間的に味わう程度に回復してきている。
感じとしてある角度で前屈したり反ったりする時に神経に障る。その痛みの程度が時間の経過で和らいでいる。何らかの原因で腰椎に何かが起こり椎間板ヘルニアのような状態になったと解釈している。
私の経験から「腰痛の多くの場合、自然治癒する」と言うのは本当である。こればかりは人による。私の場合は幸運にも自然治癒で腰痛が和らいできた。椎間板ヘルニアが自然治癒したのは今回で2回目である。腰痛がひどい初期の頃は焦って鍼治療やマッサージをやって頂いたが椎間板ヘルニアにはほとんど効果がなかった。
仕方ないので自然治癒に任せることにした。1週間単位で症状が緩和してきた。日によって良い時と悪い時が混在するが1週間単位で様子を観察するとちょっとづつ痛みが緩和してきていることがわかる。
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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida
Profile
Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.
シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。