高齢者全般に言えることは、動きが鈍くなるということだ。歩き方を見るとそれがすぐに分かる。学生のグループが駅で歩いている姿とシニアが歩いている姿を比較すると歴然として体の動きの違いが目立つ。体のバランス感覚が衰えてきているために歩く動作が柔軟性に欠けている。
20代から50代は社会での競争で明け暮れる。相手はその年代の人たち。会社ならば出世で競争。事業ならば、売り上げと利益で競争である。絶えず、競争する相手がいる。それは自分ではなく他人の場合が多い。他人との比較で強い、弱い、偉い、偉くない、金持ち、貧乏といった感じになる。
これが60歳を過ぎると一変する!!
老化現象が体に現れ始め、健康に目が行き始める。今まで当たり前に思って出来ていたことが出来なくなる場面に出くわす。体に異変が起きる。私の場合は朝起きる時に味わうばね指状態や足のふくらはぎに起きる痙攣で飛び起きること。体にいつもと違う状態を感じ始める。自分の体の老化を意識し始めると自分の寿命に気が行き始める。
あと10年、20年経ったら老化現象がもっと顕著に出現して日常生活に悪影響を及ぼすかもしれないと思い始める。70歳を過ぎた知人は歩いている時に躓いて転倒し、顔に怪我をした。70歳を過ぎたシニアに体力の低下と体調不良が出やすい。今まで病院には縁がなかった人が突然病院通いを始める。
老いが自分の生活環境を変え始めていることに気がつく。自分はあと何年生きていられるのだろうか。自分の健康寿命は何歳までなのか。健康を害したら、稼いだお金を自分の楽しみに使えなくなる。お金は医療費用に使われる。元気で体に問題がない時にお金を使って自分の欲求を満たすべきではないかと考え始める。そんな状態になった時に価値観のシフトがやってくる。
最近、妻に嫌になるほど言われることがある。自宅にいるときにスマホを見続ける時間が長いと。だから、目が悪くなると言われる。自分の感覚ではそんなに長くスマホを見ていないのだが。今振り返ってみるとスマホに依存する生活になってきているのでは。若い人たちが歩きスマホになるようにスマホから発信される情報が人間の目を虜にしてしまう。気が付かないうちに長時間スマホを見ている状態になる。
私は仕事でパソコンの画面を見つめることが多い。仕事をしている間はスマホよりもパソコンになる。日中の外出時でスマホを見るときは電車の中、ランチをしているとき、3時のコーヒーブレイクぐらいである。そのため、自宅でスマホを見ている時間よりも短い。
スマホ依存症は今の社会で広がっているが、決してプラス効果をもたらさない。典型的な例は歩きスマホである。私は歩きスマホは出来ない。目が緑内障で悪いからだ。さらに歩きながらスマホから情報を得たいという欲求がない。
良く聞く言葉に「なになにが癖になる」がある。これも依存症の一部であると思う。老後の生活では肉体の衰えや余暇の使い方で何かに依存する場合が増える。出来るならば、マイナスの依存ではなくプラスに成る依存症を意識して増やすことである。
自動車は、走る武器である。運転操作を間違うと人を殺してしまう。老人による自動車事故が増えている。視野が狭くなり、耳が遠くなり、反応感覚が鈍くなり、アクセルとブレーキを間違ったり、危ない運転をしている老人が増えている。
家族からは、自動車の運転をやめるよう諭される。自動車運転免許証を返納して運転経歴証明書(身分証明書の代わりとして使用可能)を発行してもらうよう助言される。
昨夜、寝る前に体重を測った。72.25キロと体重計は示した。今朝、顔を洗う前に体組成計で体重、BMI、体脂肪率を測ったら、こんな数字が出た。
体重が夜と朝で1キロも違った。この差は水分の減少から来るのが多い。BMI数値から私の体重は理想値に近い。70歳のシニアの数値としてはかなり良いと思う。これも週2回の筋トレと栄養バランスを意識した食事アプリを活用した結果である。以前は筋トレで体重をかなり減らせると思っていたが、現実は腹八分目の食事と栄養バランスが一番効果があった。
ダイエットが失敗する肥満男女は最初から頑張りすぎる。時間をかけてちょっとづつ摂取カロリーを減らす生活習慣を身につけるだけで良い。歳を取ってからの肥満は健康寿命を縮める。海外のサイトで健康増進のためのヒント記事を見つけた。それを日本語でリストにしたので参考にしてほしい。
その中で一つでも実行できれば、確実にあなたの健康に貢献する。
60歳を過ぎてから自分の健康に意識が以前よりも行き始めている。生活習慣病にならないために週2回の筋トレもしている。意識してタンパク質の多い食事と栄養バランスが良い野菜や果物も食べている。
過去にマルチビタミンのサプリメントを飲んでいたが効果が感じられなかったのでやめた経験がある。ミネラルについては、一度も思ったことがなかった。体の中でのミネラルの役割を知らなかったからだ。
調べてみるとビタミン以上にその役割の重要性を知ることができた。特に通常の食事で十分取りにくいミネラル、カルシウム、マグネシウム、亜鉛などである。
60歳代のシニアで健康を意識している人は、定期的な運動をしている。健康を頭の中で意識していても定期的な運動をしていないシニアは、70歳以降にその結果を体力の低下と脚力の衰えで体感する事になる。特に、足の筋力低下が酷くなる。60歳代と70歳代の体力の差は、歴然としてくる。定期的な運動をしている高齢者とそうでない高齢者では、体の動きに違いが生まれる。
スポーツジムで86歳のシニア男性とお喋りをした。彼は週2回朝早くから筋トレをするためにスポーツジムに通っている。スポーツジムは朝9時にオープンする。私はいつも9時20分頃にジムに来る。ジムに入ると彼が突然話しかけてきた。彼とは一度挨拶をした経験があるが、話らしい話はしていない。
「いつも見かけるけれど、計画だった筋トレメニューをやっているね。」と言ってきた。ええ、健康維持のためにやっているのですと答えた。年齢を聞いたら、86歳だという。その言葉に驚いた。とても86歳の老人男性には見えないほど普通のシニアに見えたからだ。彼の歩き方を見ても普通の老人の歩き方と変わらない。それ以上に力強い印象があった。
彼がいつもやっている筋トレメニューは
彼が筋トレを始めたきっかけは30年ほど前に膝を痛めたのが原因。医者から筋トレを黙って続ければ治ると言われて始めたそうである。その結果、医者の言う通り、膝の痛みがなくなった。その頃には筋トレが習慣付いてしまったという。長期間筋トレを続けると86歳になっても普通の身体能力を維持できているという証明になっている。
足腰の筋肉は何もしないと自然と消えて行く。定期的な筋トレが足腰を鍛えて普通の生活を維持できる基盤を作る。老人の身体能力は歩き方に出る。
高齢者の歩き方を見れば、その人の足の筋力がどれほど低下しているかが分かる所以である。
2週間前から左のかかと辺りに触れると痛みを感じ始めた。どうも、「魚の目」のようだ。過去に何度か足の裏に「魚の目」が出来た経験がある。足の裏に生まれる「魚の目」は、痛い!歩く度に「魚の目」が刺激されて痛さが伝わってくる。今度は、踵である。初めて「魚の目」が踵に出来た。
「魚の目」の原因が分かっていれば対策ができる。
これから暑い夏がやってくる。暑い日が続くとどうしても冷たいドリンクを飲みたくなる。麦茶のペットボトル500mlをスーパーマーケットで買ったり、マイボトルにミネラルウォーターを入れて外出する。冷たいドリンクはお腹を壊しやすい。最近、腹痛や下痢になる回数が増えてきた。
麦茶のペットボトルはその日のうちに飲み切ることにしているのだが、夕方には麦茶の味が少しおかしいような感じを受ける。リュックの外の網に入れて持ち歩いているためペットボトルの温度が上がっている。
間違った水分補給でお腹を壊す。
週2回の筋トレ時にマイボトルを持っていく。マイボトルには沸騰したお湯を半分いれ、天然食塩をひとつまみ追加して、フィルター水道水を入れて温度を下げている。量的には350mlぐらいで2時間の筋トレ時間中に飲み干してしまう。こんな感じで数時間のうちに飲み干してしまえば細菌も増えていかない。
ペットボトル500mlの場合、口飲みにすると飲み干すまで5時間以上かかってしまうので口からの細菌がペットボトルの中で増加する。冷たいペットボトルも5時間以上経過すると細菌が増えやすい温度になってしまう。免疫力が衰えているシニアは細菌が増えた水でお腹の調子が悪くなる可能性が強い。
70歳という年齢を意識する時にふと思う。私は老人であるのかどうか。普通の生活が問題なく出来ている。敢えて老化で困っていることは(1)緑内障、(2)老眼、(3)走ると息が続かない、(4)オナニーで射精できるまで時間がかかる、(5)顔のこめかみ部位にできた大きなシミ、(6)皮膚のシワ、(7)白髪と髪の毛の薄さ、(8)体の硬さなど。
40年前はこのようなことはなかった。ただ、一つだけ若さを取り戻したことがある。筋トレ効果で体格と姿勢の良い、逆三角形の身体である。40年前は少し肥満体であった。体重が80キロ近くまであった。現在は71キロで理想的な体重になっている。
精神的にはまだ40歳、50歳の年齢でいる。実際、タニタの体組成計で体内年齢が58歳と出る。下記のような女性の画像を見れば、性的な興奮を覚える。その意味ではまだ若いと思っている。
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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida
Profile
Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.
シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。